父の人生最後の出勤日
- 2014/06/30 20:40
- カテゴリー:日記
既に父は定年を過ぎており、今までは嘱託社員として働いていましたが、
それも今日で最後です。
本当はあと数年は働けるのですが、もう精神的にも肉体的にも一杯一杯でした。
30年以上私たち家族のために本当に頑張ってくれました。
本当に本当にありがとう。
そして長い間お疲れ様でした。
という訳で、会社の帰りに労いの花束を買って渡しました。
きっと会社でも貰っているだろうなと思いましたが、
今回は会社では渡されなかったそうです。
定年退職の時は渡されたみたいなのですが。
母も花束の事に気が付かなかったので、
私が購入しなかったら誰も父に花を渡す人がいませんでした。
危ない危ない。
花の種類はガーベラとデルフィニウムとトルコキキョウ。
店員の方に贈る理由を伝えて選んでもらいました。
青と黄色と白の色合いの調和が取れていて良い感じです。
この辺りはさすがにプロだなあと思います。
夕食はごちそう・・・という訳ではありませんが、
家族揃っておいしく食べました。
普段は私の帰りが遅く、一緒に食べられるのは休日くらいですが、
今日は会社の人に事情を説明して早く帰ってきました。
さすがに今日はお祝いをしないといけません。
母は父が帰ってきた時に『今までお疲れ様でした』と出迎えましたし。
夕食中、自分が今まで迷惑を掛けた事を振り返り、
思わず泣きそうになりましたがこらえました。
今日はそのような事を話す日ではありませんし、
私はこれから先まだまだ長いのですから不安にさせてもいけません。
このような場で無駄にしんみりさせるのもどうかと思ったので。
さて、これで父の仕事の日々は終わります。
しかし、今日は私にとっても重要な日になります。
私の勤務先の試用期間が今日で終わり、明日からは正式な社員となります。
帰り際に『やっぱり君は明日から来なくていいや』と言われなくて良かったですね。
もっとも、所長も上長も私の試用期間については全く触れませんでしたが。
自分で決めた道とはいえやっぱりきついものはきついです。
扱っているお客様は世界レベルの企業ですのでついていくだけでも精一杯。
会社に行きたくないとは思いませんが、
商品のPRといった営業らしい活動ができていないので不安になります。
それだけに毎日毎日の活動が勉強になっています。
これは派遣社員の時はもちろん正社員の前職でも感じられなかったことです。
今後、私が成長していくためにはこの3〜5年が重要になるでしょう。
入社前にも言いましたが、死なない程度に全力で頑張っていきたいと思います。
癌で闘病生活の母や今まで私達のために頑張ってきた父のためにも。