本日で
母が亡くなってから1年が経ちました。
ただ、残念ながらこのご時世ですので親族が集まっての一周忌の法要は行えず、
父と共に母のお墓参りだけ行う事に。
2月にしては珍しい暖かな陽気の下、母に対して手を合わせました。
母が亡くなった一日の流れは今も鮮明に覚えています。
お昼頃に病院から連絡が入りすぐさま病室へ直行。
私と父が到着した時には既に母は息を引き取っていました。
その後は亡骸となった母を帰宅させ、葬儀を実施するためのセッティングで忙しかったです。
正直、葬儀の対応でバタバタしたため、火葬を行う直前までは
亡くなったショックこそあったものの悲しいと感じる余裕はありませんでした。
父と共に弔問された方への対応をしなければならなかったため、非常に慌ただしかったです。
もっとも、葬儀を行う意図は悲しみを引きずらせないためというのもあると思いますが…
私の場合は却って葬儀終了後に母への強い未練が湧いてきてしまいました。
「涙だけは流すまい」と気丈に振る舞っていましたが、完璧に気持ちをこらえるのは無理でした。
さすがに今はそうした辛い気持ちも落ち着きました。
一時期は母に会う夢を何度も見ていましたが最近はそれも少なくなっています。
父との二人生活も円滑とまではいきませんが慣れました。
まだまだ複雑な感情が残っていますが、区切りをつけ、
お互い自分の生活を送れるようになったと思います。
日記で何度も語っていますが、父も既に70歳を超えいつ何が起こるかは分かりません。
私も今年で40歳を迎え、私の方が先に亡くなってしまう可能性すらあります。
先行きは不透明ですが、それでも悲観的になって落ち込む必要はないと思っています。
今の生活は辛い事ばかりではなく楽しい事だってたくさんありますから。
そろそろ中年に入るという事を自覚し、今まで以上に一日一日を大切にするよう
心掛けていきたいと思います。