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納本意識向上の難しさ

国立国会図書館に「けいおん!」が無い件

国会図書館ネタと聞いて飛びつくのがN党K.F。
この記事を最初に見た時には『けいおん!』が検索できませんでしたが、
2011年8月17日現在では無事に貸出可になっているようです。

けいおん!. 1けいおん!. 2けいおん!. 3けいおん!. 4

『けいおん!』の場合はアニメ化によって知名度が向上した経緯もあり、
BDが先に入っているのはやむを得ないのかもしれません。
DVDバージョンが入っていないのが少し気がかりですが。
もしヒットしなければ(失礼ですが)、
芳文社の単なる1タイトルに過ぎなかったでしょう。
ただ、『ひだまりスケッチ』や『Aちゃんねる』が納本されていない辺り、
芳文社は納本に対してあまり積極的ではないのかもしれません。

確かに、この方が仰るように国会図書館は結構穴の有る資料が多いです。
以前にも日記で書きましたが、
ゲーメストなんて古い号はほとんど納本されていません。
なるべくなら、出版社には国会図書館へ納本する意識を高めてもらいたいですが、
各社の台所事情や手間の問題もありますし難しい所です。
中小の出版社でしたらなおさらだと思います。
だからこそ、個人個人で寄贈する事も必要なのかもしれません。


ちなみに、記事中に寄贈先の部署は
『収集書誌部 国内資料課 収集第二係』と記載されていますが、
国会図書館のサイトでは、民間出版物は
『収集書誌部 国内資料課 収集第一係』に送るようと記載されています。
しかし、お礼状はなぜかいつも収集第二係から来ます。
う~ん、この辺りは謎です。
内部ではどのような処理をしているのでしょうか。

あと、CDとゲームは未開封のものでなければダメである事は初耳でした。
私も『それは知らなかった(原監督風)』と言わざるを得ません。
デスクリムゾンを寄贈した方もそこまでは把握していなかったでしょうし、
私が東方本編を寄贈した際も全く知りませんでした。
事情はあれど中古ソフトを寄贈できないのは痛いです。


私自身、デスクリムゾンの方のサイトに出会わなければ、
国会図書館へ寄贈するという事は一生行わなかったでしょう。
そして、リンク先の筆者の

>おまいらもNDL-OPACでヒットしない本とか雑誌があったら、
>ブックオフに売る前に国会図書館に送ってやってください。
>数十年後、数百年後のオタが喜ぶかもしれないから。

という言葉に対しては激しく同意します。
今後は多くの方の国会図書館への寄贈・納本意識が高まる事を願います。


■補足
自分で寄贈したにもかかわらず、自分の模写で破損させてしまった
Comic REX 2006年12月号(『記憶する幻想郷』が掲載されている号)
の修理が無事終了し、貸出可になっている状態に戻って良かったです。

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