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WDBBKG0040HBK-JESN ファーストインプレッション(とT1340aの話)

  • 2019/05/06 23:47
  • カテゴリー:その他
以前にも少しだけ取り上げましたが、AmazonでWestern Digital製外付けハードディスク(以下HDD)
WDBBKG0040HBK-JESNを購入しました。
私は基本的にAmazonで購入しないポリシーを持っています。
法人税をほとんど支払っていないという事に腹立たしさを感じているので。
ポイント込みで同じ値段でしたらヨドバシカメラで購入します。
最近は日用品とかも販売されていて使い勝手がいいですね、ヨドバシ.com。

話が逸れてしまいましたが、今回ばかりは安さに負けてAmazonで購入してしまいました。
価格はなんと\9,980(送料無料)で1万円切りです。
2017年品ですが、USB3.0対応で安心と信頼のWD製HDD。
衝撃に弱そうなポータブル型よりも据え置き型を求めていた私にはピッタリでした。
少々力不足の感は否めませんが、USB規格は3.0で進化が足踏み状態ですし
電源を入れるのもバックアップ時のみ。
販売されているのがAmazonでのバーゲンセールのみという製品ですが私の用途でしたら十分でしょう。
(2019年5月6日時点での価格.comにて)
少し悔しかったですが浮いた分は他で買い物をして貢献する事にします。


いつまでも放置している訳にもいかないので早速箱を開封。



これはビックリ。
バックアップ装置という精密機器にも関わらず本体にビニールすらかけられていません。
緩衝材2個で挟まれているだけでした。
箱がシールされていたとはいえAmazonの倉庫がクリーンルームであるはずがありません。
僅かながらではありますが箱の間から埃が本体に入っている事でしょう。
堅牢性を求めて据え置き型にしたのにこれは少し酷いと感じました。
8年前に購入したWDBAAU0020HBKでさえ簡易的ではありますがビニール袋に覆われていたのに。
投げ売りされていたのも納得です。



相変わらず梱包物はシンプルです。
入っていたのは外付けHDD本体と電源ケーブル、USB3.0ケーブル、取扱説明書の4つだけ。
開封中は、あのような梱包から『もしかしたら取扱説明書とUSB3.0ケーブルは無いのでは』と不安がありました。
さすがにWestern Digitalもそこまで鬼畜ではなかったようで。
いえ、USBケーブルはともかく、説明書は入っていないだろうと途中まで本気で信じていましたよ(笑)。

 

本体の外観は至ってシンプルです。
一部のバッファローやアイ・オー・データ製品にある冷却ファンもありません。
今どきの外付けHDDには電源スイッチがあるのですね。
今まで使っていたWDBAAU0020HBKはケーブルの抜き差しでしか電源のオンオフが
できなかったのでこれは便利そう。

ちなみに取扱説明書の日本語の項目はこの部分だけです。



特別な操作がある製品ではないのでこれだけでも何も問題はありません。
むしろ必要な事は箱を記載しておけば説明書自体が不要であるとさえ感じています。
実際に外装箱に梱包物一覧や取り扱い方法を記載しているパソコン用周辺機器もありますから。


せっかくですからUSB3.0で使わないともったいない。
という事で、以前に落札したワークステーションT1340aになぜか取り付けられていた、
バッファロー製USB3.0インターフェースボード IFC-PCIE2U3S2のドライバーをインストールします。



本当でしたら到着後すぐにドライバーをインストールすべきでした。
しかし『背面で使いにくいし、USB3.0対応の周辺機器もないからいらないか』と感じて放置していました(汗)。

このボードに関しては標準品ではありませんし構成ガイドにも記載がありません。
前所有者(所有会社?)が必要であるため自分で購入したのでしょう。
いずれにせよおまけとして付いていたのでラッキーです。
落札価格(送料込)が\5,636でしたので本体の半額並のおまけと言えます。
(2019年5月6日時点でのAmazonにて)

手持ちには3年前に購入したエアリア製USB3.0増設ボード SD-PEU3R-2E2ILがありました。
ですので、最初はそちらに交換する事も考えました。
ただ、そのためにパソコンのケースを開けるのも面倒ですし、前所有者がこのボードを
長い間使っていた事を踏まえるとこちらの方が信頼できそうです。
ボード自体の良し悪しや使用期間については考慮しないとして。
このボードがダメになったら手持ちのボードと交換すればいいのです。


余談ですが、ワークステーションT1340aのレビューは書こう書こうと思いながらも行わず、
結局記事を書く時期を逸してしまいました。
昨年の今頃でしたらともかく、Windows7のサポート終了日が迫った今の時期に書いた所で
果たして意味があるかどうか。

この機種に関してはBIOS上の『SATA Mode』を『ACHI Mode』にする事。
そして『Post Error Pause』をDisabledにして『C301: SDR Mismatch Error』を無視すれば
とりあえずは使い物になります。
そこに至るまでが少し大変でしたがそこを乗り越えれば普通のパソコンです。
むしろ日本語マニュアルが存在するので立ち上げ後の管理は自作パソコンより楽でしょう。

余談の余談で、RAIDシステムのオンオフを切り替えるマザーボード上の
ジャンパの位置は下図3ピンの真ん中の列です。


※MAGNIA T1340a ユーザーズガイド 49ページより引用

一番上の列はCMOSクリア、一番下の列はパスワードクリア用ですので間違えないようにしましょう。
NEC Express5800のPukiWikiに、

・PCIスロット斜め脇にRAID機能のON/OFF設定を行うジャンパあり
 (3連のジャンパの真ん中を左(PCIスロット側)に動かすとオンボードRAIDが使用可能になる)

と記載されていたので、てっきり下の写真の赤丸の箇所と勘違いしていました(正解は黄丸の箇所です)。



この件については、ユーザーズガイドはもちろんパソコンのサイドカバー裏側のシールにもちゃんと記載があります。

 

ネットの情報だけではなくメーカー記載の説明もしっかり見ないとダメという事がわかりました(汗)。

私の環境ではサウンドカードはSound Blaster ZxRが動作しています。
起動直後に出力させると1回だけ小さなフリーズがあるかな、というくらいで目立った不具合はありません。
ビデオカードは玄人志向のRH7750-E1GHD/A(1スロット品)を引き続き使用。
これが壊れるとしょぼいオンボードのアナログ出力を使うハメになります。
このカードの切れ目が命の切れ目でしょう(ケースの関係で実質1スロット品しか使えないため)。
その他のUSB対応の周辺機器も普通に動いています。

これだけ見ると何も問題なさそうに見えますが、ただ一つ大きな欠点があります。
それはケースファンが非常にうるさい事。
制御するためのファンコントローラーは必須でしょう。
そうしないと、近くで掃除機並の轟音を聞き続ける事態に陥ります。
本来はアプリケーションで操作するものなのでしょうか、BIOS上には回転数に関する項目はありませんでした。
ファンコントローラーを使用するとSTATUSランプがアンバー色に点灯し続けますがこれは無視しましょう。

また、スリープ機能がありませんがサーバー用パソコンにそんなものは必要ありません。
むしろ入っている方がおかしいのです。
不便なのは確かですが仕方ないと割り切っています。
ここでスリープがあったらなと感じる時は多々ありますが。

落札から1年強、Windows7の環境で使っていますがこれにWindows10を入れるのは無茶でしょう。
早めにBTOショップで新調しましょう。
急がないと駆け込み需要で相場が高くなりそうですよ。


またまた話が脱線しました。
T1340aの話をしすぎました、今は反省しています。
ようやく本題のデータのバックアップに入れる…と意気込みましたが、

ハブポートの電力サージ USBデバイスがハブポートの電力の限界を超えました

との警告が表示され外付けHDDを認識してくれません。
『どこのP5Qだよ』と思いながら、使っていないデスマ棒のコネクタを取り外して再起動。
せっかく買ったのに使えないのではないかという不安がありましたが、再起動後、無事認識してくれました。
これで認識してくれなかったらもう外せるものがありませんよ。
マウスかキーボードのどちらか片方だけで作業しろって?
いやー、初めての作業で無茶を言わないで下さい(汗)。

やっとデータのコピーを…といきたいですがまだやる事があります。
公式サイトにアップロードされているData Lifeguard Diagnosticでの外付けHDDのテストです。
このアプリケーションで外付けHDD本体に問題が無いかをチェックします。

起動するとこのような画面が出てきます。



詳しい操作の手順はシンプルなので省略。
こちらのサイトの方が公式サイトより分かりやすいと思います。
インストールから必要な事が全部書かれていますし。
正直、ダウンロードのページに記載されている手順5(ドライブ反転表示)って絶対にいらないですよ。
該当するModel Numberの行をダブルクリックすればいいじゃないですか。

まずはQUICK TESTから。



画面の表記通り5分程度で終わります。
テストが終わるとオプション画面に『PASS』と書かれたチェックマークが付きます。



このチェックマークは一度でもオプション画面を閉じてしまうと消えてしまうので注意!
(VIEW TEST RESULTにテストの実施履歴は残ります)
続いてはEXTENDED TESTを実施。
実施時間は0:00頃。
開始直後から凄い勢いでCurrent Sectorの数字が回転していきます。

見て下さい、この所要時間の長さを。



開始直後は96時間という冗談としか思えない数字が出てきますが、数分後には6時間半程度に落ち着きました。
USB3.0でこの長さですから2.0ですとどれだけの時間がかかるのでしょうか。
改めて3.0で接続して良かったと思いました。

徹夜してまで確認するつもりはないのでこのまま就寝。
翌朝、起きて液晶モニターの電源を入れてみると





おい!まだテストが終わっていないやんけ!

起床時ではまだ終わっておらず朝食をとって歯を磨いた後にようやく終わりました。



それでも出発前には無事に終わっていて何よりです。
下手をしたら通勤時間まで終わらなかった可能性もありましたね、これは。
もちろんその場合はパソコンを放置して出かけますが電気代がもったいないです。

こちらもテストが終わるとチェックマークが付きます。



数時間かける事で拝める、貴重なチェックマークが2つ付いたオプション画面
上から3番目のERASEの機能は言うまでもありません。
故障してどうしようもなくなった時以外選ばないようにしましょう。

これで購入した外付けHDDに問題がない事が確認できました。
本当に低いですが不良品を掴む可能性もあるのでこれで安心してバックアップが行えます。
念のためVIEW TEST RESULTも見てみます。



実質7:19に終わっていたという事実が、いかに予想所要時間がいい加減なのかを物語っています(爆)。


そして現在、この記事を書き始めた19:15頃から1TB強のデータのバックアップを始めて4時間半程度が経ちました。
USB3.0なら1TBくらいあっという間だろ、と思っていましたが作業はまだ完了していません。
さすがにメーカーの宣伝のように甘くはありませんでした。
ボードを良いものにすると速くなるのでしょうか、そこまでやる気はありませんが。

それでも、この段階で作業の95%が終わっているのでやはりUSB3.0は速い。
USB2.0の時は一晩放置するのが必須でしたので技術革新というものを改めて感じました。
USBがもう少し進化してさらに速くなると嬉しいな。
と思っても、パソコンが進化する度にデータ量も増えていくので、結局書き込みに必要な時間は
変わらないというオチになりそうです。


あと少しでバックアップが終わるので今夜はグッスリ眠れるぞ~、といきたい所ですが、
万全を期して作業が終わったら今度はウイルススキャンも行います。
先は長いですねえ。
私のWDBBKG0040HBK-JESNよ、がんばれー(棒)。


■2019年5月7日追記
就寝前にかけたWDBBKG0040HBK-JESNへのウイルスチェックについて。
翌朝、履歴を見てみるとなんと2時間もかからない内に終わっていた事が分かりました。



この検査速度から改めてUSB3.0の効果を実感しました。
ちなみにWDBAAU0020HBKの時にかかった検査時間は3時間50分程度です。



2時間弱の時間差は非常に大きいでしょう。
もうUSB2.0でのバックアップは考えられません。
といっても予備の予備としてこちらでも引き続きバックアップを続けます。
一度全てのデータを保存した後でしたら、SyncToyなどを使えば
バックアップ自体の時間はそこまでかかりません。

検査終了後はホームセンターで購入したビニール袋に包んで箱にしまいました。
さすがにむき出しのまま部屋に寝かせるのはどうかと思ったので。
ここまでしてもWDBBKG0040HBK-JESNの方が先に壊れる可能性はあります。
こればかりは神のみぞ知るといった所です。

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