センサーがCCD方式のスキャナーを入手しました。
Plustekのフラットベッドスキャナー
OpticBook 3800Lです。
6月上旬にYahoo!オークションで送料・クーポン使用込みの\16,400で落札しました。
いわゆるブックスキャナーと言われている製品です。
新品ではなく中古品になります。
箱を開けると中身はこんな感じです。
装置はA4サイズまでの対応という事もありコンパクトです。
小さいとは言えませんが置き場所に困る大きさではないでしょう。
付属品は全て揃っていると出品者から説明がありました。
また、使用したのは20冊程度の蔵書をスキャンしただけとの事ですが、実際のスキャン回数は分かりません。
20冊でもページ数が多い書籍でしたら結構な回数になりますし。
なお、スキャン位置の基準は右上の縁ではなく、そのすぐ側にある本のマークです。
このマークから中央に向かう範囲に対してスキャンが行われます。
※右側の画像の赤いラインから左側がスキャンの範囲になります
こちらは
ユーザーガイドの11ページにも説明されています。
勘違いしやすいので作業を行う際はご注意下さい。
画質は私の言葉で説明するよりも実際のスキャン画像をご覧頂いた方が早いでしょう。
現在我が家で使用しているキヤノンのインクジェット複合機
TS8730と比較してみました。
今回使用したサンプルは、
先日の咲-Saki-のキャラクターコンテストの記事でアップロードした
ヤングガンガン 2024 No.15 14ページになります。
解像度は3800LとTS8730共に300dpiです。
そのままでは大きすぎるためスキャン後にサイズを縮小しました。
まずはキヤノンのTS8730の画像から。
おまかせスキャンと写真スキャン、文書スキャンの3パターンで画像を取り込みました。
作業はパソコン上のCanon Scan Utilityから行い、色と解像度、データ以外の設定は初期状態のままです。
続いては3800L。
こちらは細かい設定を行いましたが、言葉で説明するには複雑すぎるため
2パターンのサンプルをお見せします。
3800Lサンプル その1 |
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3800Lサンプル その2 |
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ご覧頂いて分かる通り、画質の差は明白です。
この中でもTS8730の写真スキャンは少し酷いですね。
3800Lの鮮やかさとは対称的です。
これがCISセンサーとCCDセンサーの実力差なのでしょうか。
TS8730に関してはほぼ初期状態で取り込んだため、設定の最適化を行なえば
もう少し画質が良くなったかもしれません。
それでも、3800Lと同じレベルの画質にするのは非常に厳しいのではないでしょうか。
3800Lでスキャンしたカラー画像を見た瞬間、私はこの製品を手に入れて本当に良かったと感じました。
こちらの記事以降でアップロードしたスキャン画像は全て3800Lを使用しています。
また、読み取り速度にも違いがあります。
カラーとグレースケール共に3800LはTS8730の半分程度の時間で済みます。
漫画の単行本や専門書など、ページ数が多いものではその差はより大きくなるでしょう。
ただ、この機種にも欠点があります。
それは付属ソフトであるBook Pavilionが使いにくい点です。
設定できる項目が多いため、対象物を良い画質で取り込むには手探りで最適な設定を探さなければいけません。
また、設定を変更する前にはスキャンを行う事が多いため、少し変更するだけでも数十秒程度待たされます。
直感的に使用できるTS8730と比較するとこれはデメリットと言えます。
もちろん「使い物にならない!」と悲観的になるほどではありません。
しっかり設定を行なえば先程の画像のように満足な画質に仕上がります。
お世辞にもユーザーフレンドリーとは言えませんが。
専門的な装置であるとはいえ、この点についてはもう少しPlustekさんに頑張ってほしいです。
OpticBook 3800Lのレビューは以上です。
最初はCCD方式のセンサーの機種で画質が向上するかどうか不安でしたが、
期待していた通りの結果になって良かったです。
今後もこの製品を活用していくようにします。
光学機器の中古品ですのでいつ壊れるかは分かりませんが。
ここから先は私がこの製品を入手するまでの経緯について述べます。
内容は自分語りですので、興味がない方は読み飛ばして頂いても問題ございません。
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