畜産業を見つめて
- 2010/05/18 20:45
- カテゴリー:その他
この騒動で「宮崎産の食品を食べよう!」キャンペーンが出ない不思議さ。
あれだけ政府をバッシングするのでしたら、
アニソンCD購入運動みたいな動きがあっても良さそうな気がします。
今回の処分に至る原因は、こうした畜産物が「商品」であるからでしょう。
特に、宮崎牛はブランド品ですから悪いイメージのまま市場に出せません。
自分で食べるのでしたら問題ない物も市場に出すとなると「ゴミ」扱い。
そして、自分の所で消費する事はできませんから「処分する」と。
畜産業の負の部分を嫌というほど見せ付けられた災害でした。
各所で騒がれていますが、
このような状況下でも自ら進んで宮崎産の畜産物を食べられる人が
果たしてどれくらいいるのか。
感染物の肉や乳を摂取しても人体には影響はない、と言われていても。
実際には店頭から撤去され始めているので別な意味で消費ができない状況です。
それでも、今回の災害は日本にとって第一次産業をどうすべきなのかを
考えさせる切欠になる事は間違いありません。
私達一人一人も、単なる政府・県批判で終わらず、
胸に手を当てて食生活を考える必要があるのかもしれません。
かじゅさんの日記を拝見しましたが現地では大変な状況になっているようで。
私ができる有効な手段は限られていますが、
せめて畜産物は九州産の物を購入するようにしたいと思っています。
私ができる範囲の、本当に小さい事ですが。