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復活後、同じ単行本の巻で命を落としたとある超人

この長期休暇でようやく溜まっていたキン肉マン 完璧超人始祖編のアニメを消化しました。
それはそれとして今日は日本出身のとある超人について。
(一応ネタバレなのでここでページを区切ります)


YouTubeにアップロードされているキン肉マンの動画で気になったコメント(6:27の箇所です)。

「約100ページ後にまた死ぬから~」

これを聞いて「そうだったかな?」と思いました。


という訳で実際にその巻のキン肉マンの単行本を購入して確認する事に。
早速、投稿者が指摘していたとある超人が生き返った場面と命を落とした場面を振り返ってみましょう。

まずは生き返ったコマから。



※キン肉マン 13巻 ミート生還!!の巻 53ページより引用(2013年7月6日初版発行版)

続いてはその超人が命を落としたコマです。



※キン肉マン 13巻 友情の断髪式!!の巻 159ページより引用(2013年7月6日初版発行版)

カナディアンマンの名誉のため、謝罪をしているコマも加えました。

投稿者のご指摘通り、この超人は復活後、たった106ページ後にまた亡くなってしまいます。
冷静に考えると、生き返ったキャラが同じ単行本の巻でまた命を落としてしまうのは前代未聞でしょう。


「これじゃあ活躍どころの話ではないですよね、ウルフマン」

確かに私もウルフマンが行ったこの行為に対して非常に心を打たれました。
ですが漫画のキャラとしてはシリーズの序盤で戦線離脱してしまうのは致命的です。
そして次のシリーズである夢の超人タッグ編では試合をさせてもらえず退場。
36巻以前の最終シリーズである王位争奪編では最終話付近まで姿さえ現しませんでした(巻末のおまけは除きます)。

どんなに一方的な試合内容になったとしても、実際に試合をしたキャラとそうでないキャラとでは雲泥の差があります。
それは王位争奪編の決勝戦でオメガマンと戦ったジェロニモと、
試合がなかったテリーマン及びウォーズマンを比べてみるとよく分かります。
そのため、スプリングマン戦以降に試合の機会が与えられなかったウルフマンは
この漫画において非常に不利な立場と言えるでしょう。


黄金のマスク編と夢の超人タッグ編の序盤で脱落してしまった超人、ウルフマン。
既存ファンに対するファンサービスの意味合いが強い完璧超人始祖編でさえ出番がなかったという。
その途中の読み切りでブラック・シップ戦がありましたが、
これはこのシリーズで活躍できなかった懺悔の気持ちなのかもしれません。
(断髪式に参加したメインキャラがジェロニモだけだったのは悲しかったですが)

果たしてこのキャラを無理に引退させる必要はあったのでしょうか?
個人的にこの引退の設定と、左足の怪我のため王位争奪編で参戦できなかったという
後付け設定に対しては強い不満を持っています。
38巻以降、オメガ・ケンタウリの六鎗客編での試合及び勝利までが長かったです。


試合方式がどうであれ、主人公であるキン肉スグルと戦えたという点では優遇されていると言えるでしょう。
また、このキャラは読者への公募ではなく作者であるゆでたまご自らが考案した超人です。
それだけにこの扱いの悪さは何とも言えません。
前にも語りましたが王位争奪編でザ・ホークマンと戦って欲しかったと常々思います。

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