プロジェクトTならぬプロジェクトS?
- 2024/07/28 11:09
- カテゴリー:国会図書館
先日の記事の通り、久しぶりに国会図書館へ寄贈品を発送しました。
今回の資料はときめきメモリアルと肩を並べるであろうこちらのゲームです。
・サクラ大戦 帝國華撃團 電幕倶楽部(特別限定版)
・サクラ大戦 デジタルデータ集 太正十二年度 電脳記録年鑑
サクラ大戦のWindows版デスクトップアクセサリー集。
今回はサクラ大戦系の電子資料を中心に取り上げます。
プロジェクトTならぬプロジェクトSでしょうか?
その中でも上記の資料は今回の活動の切っ掛けとなりました。
5ヶ月前のある日、Yahoo!オークションでこの2件の未開封品がそれぞれ\1,000で出品されているのを発見。
終了日になってもウォッチリストが0の状態が続き、
「誰も手を出さないのなら、私が落札して国会図書館へ寄贈した方が良いかも」
と判断し入札する事に。
競争相手が現れなかったため、開始価格でこれらの品を落札できました。
かさが大きい物でしたのでまとめて取引を行ってもそれほど送料は安くならなかったのが痛かったですが。
この資料の入手後、国会図書館ではサクラ大戦系の資料の登録に意外と穴がある事が判明。
「それならば私がそれを埋めよう」と感じYahoo!オークションやメルカリをチェックする日々が始まりました。
サクラ大戦 電幕倶楽部2(豪華限定版)です。
1を寄贈するならこちらも一緒に行いたいと感じ入手しました。
外箱は開封されていましたが中のCDは未開封です。
登録には支障はないでしょう。
特典の帝撃特製札入れも未使用の状態でしたし。
・サクラ大戦 特別限定版 A type
・サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~(初回限定版)
本編の1と2です。
ドリームキャスト版やPC版(Windows版)、PSP版が登録されているのに
オリジナルのセガサターン版がないのは問題であると感じ寄贈しました。
2の限定版はすぐに見つかりましたが、1の方は結構時間がかかりました。
ようやくメルカリで入手できたと思ったら中のCDが開封されている物でしたし。
商品ページのコメントで「ゲームソフトのシュリンクは未開封か」とお伺いして、
「そうです」と出品者から返信があったにも関わらずです。
数年ぶりにいい加減な出品者に出会ってしまい少し凹みました。
その2週間後、無事に1の限定版も購入できましたが付属品のシャトルマウスの箱がありません。
とはいえCDは未開封ですしそれ以外の付属品は揃っています。
しっかり登録されるはずです。
仮に箱があったとしても国会図書館側で処分される可能性が高そうですし。
・花組対戦コラムス
・花組対戦コラムス2
花組対戦コラムスの1と2です。
恥ずかしながら2の存在は今回の寄贈で初めて知りました。
また、今回入手した1は以前にメルカリで割引・還元対象商品の状態からお値引き頂いた商品になります。
他の派生作品の多くは国会図書館に登録されていました。
しかし、その代表作であるこれらゲームは未登録の状態でした。
それならこの機会に登録をお願いしようと感じ寄贈する事に。
タイミングが良かったのもあり1はすぐに入手できました。
ただ、2の未開封品はなかなか見つかりませんでした。
最初にYahoo!オークションでの出品を見つけた時は競争相手に負けてしまいましたし。
2回目の出品でようやく落札出来ましたがお値段は結構高かったです。
そもそも、今回の寄贈ではここまでお金をかけるつもりありませんでした。
気が付けば知らない間にどんどん費用が積み重なっていくという。
ゲームボーイカラー版の作品であるサクラ大戦GB 檄・花組入隊!です。
当時電撃NINTENDO64を購読していた時には、サクラ大戦シリーズが
任天堂のハードで発売されると知って驚きました。
ですが、ファミコン版のスペースハリアーやファンタジーゾーン、アフターバーナーIIなど
古くからセガのゲームはライバルハードへの移植が行われています。
ですので今考えるとそれほど不思議ではなかったのかもしれません。
元々シュリンクされていないゲームボーイやスーパーファミコンのソフトは、
12年前に寄贈した際に登録不可になったという経験がありました。
そのため、それ以降はこれらのハードの電子資料については全く手を付けていませんでしたが、
一昨年にこんばんはさんから上記ハードのゲームの登録が成功した旨のご報告を頂く。
完全に未開封の状態であれば寄贈を受け付けてくれるかもしれないと感じ、今回挑戦してみました。
ファミコンやスーパーファミコンなどのソフトの箱は一度でも開封すれば差し込み部に折り目ができます。
未開封品であるかどうかはそこを確認すれば一発で判別できるでしょう。
色々探していましたが、偶然にもラクマでこのゲームの新品未開封品を発見。
しかも箱を開封した写真がない状態での出品でした。
これなら大丈夫そうだと感じ購入しました。
なお、同じ時期にはゲームショップ1983で限定版である、
ポケットサクラパックの未開封品も販売されていました(現在は売り切れです)。
ただ、国会図書館で登録してもらえる保証がないものに\7,480+送料を払うのは
リスクが大きすぎると感じスルーする事に。
本来でしたら限定版を寄贈するのがベストなのですが私にそこまでの勇気はありませんでした。
サクラ大戦系の寄贈品は以上です。
ここからはおまけとしてそれ以外の資料について紹介していきます。
彼氏彼女の事情 デスクトップアクセサリー集です。
冒頭の電幕倶楽部及び電脳記録年鑑と同じ方から\1,000で出品されていたので一緒に落札しました。
このアニメは確か私が中学三年生の時に視聴した記憶があります。
ただ、最初の2~3話しか見ていなかったと思うので内容についてはほとんど分かりません。
当時は『あのエヴァンゲリオンを制作した会社が作ったアニメ』というイメージが強かったです。
その後、今は亡きランク王国のコミックランキングで紹介されたのを見た時は
アニメ版との作風の違いに驚きました。
マリア様がみてるの二次創作ゲームである弾幕姉妹。
現在は製作者のサイトは閉鎖されていますがウェブアーカイブよりゲーム本体のダウンロードが可能です。
全ての操作をマウスで行うという独特なゲーム。
2004年8月15日という頒布日は東方永夜抄と同じだったのですね。
この時期のシューティングは商業・同人問わず弾幕系がメインだった記憶があります。
私のようにグラディウス・パロディウスシリーズやパルスター、ブレイジングスターのような
地形がある横シューティングが好きだった人間にとっては肩身が狭い時期でした。
サガ スカーレット グレイス オリジナル・サウンドトラック。
今回唯一の録音資料です。
近年のサガシリーズのサントラの多くは既に国会図書館に登録されています。
しかし、このサガスカのサントラだけはなぜか未登録の状態でした。
新作であるサガ エメラルド ビヨンドでさえしっかりサントラが登録されているにも関わらずです
この作品だけサントラが国会図書館にないのはばつが悪いと感じ寄贈しました。
ちなみに国会図書館への寄贈用だけではなく自分で楽しむ用のCDも購入しました。
ゲーム自体はプレーした事がなく、知識もロマサガRSでプレーした程度ですが。
個人的にお気に入りの曲はウルピナバトルとレオナルドバトルですね。
これで寄贈品の発送準備が整いました。
いつものように国会図書館に向けて出発!
今回のお礼状が届くのは来月の下旬でしょうか?
休館日でないとはいえ、お盆休みの時期があって職員の方もお忙しいと思うので。
ひとまず溜まっていた分の一部ではありますが国会図書館への寄贈及び記事の作成が完了しました。
この調子で残っている資料の寄贈も進めていきましょう。
余談ですがサクラ大戦シリーズはギャルゲーと区分していいのでしょうか?
もちろんその要素はありますがときメモシリーズと違って戦闘パートもあります。
また、公式で表記しているジャンルは『ドラマチックアドベンチャー』です。
それでも、ゲーム内容から「ギャルゲーではない」と断言するのは躊躇します。
ギャルゲーの要素を持ったアドベンチャーゲームという認識が正しいのでしょうか。
他のゲームでもそうですがゲームのジャンルを明確にするのは難しいと感じます。
■2024年8月4日追記
国会図書館より本件についてのお礼状が届きました。
今回の寄贈品が向こうに到着したのは7/21(日)。
ですのでその4日後にはこの書類が完成された事になります。
いつもより資料数が少なかったとはいえ、この早さには驚きました。
忙しそうな時期であるため個人的には少し時間がかかると思っていたので。
『計11点』という事で、受け入れるかどうか不安であったサクラ大戦GBも納本されたようです。
まだNDL SEARCHには登録されていないので定期的に確認するようにします。
これでシュリンクされていないゲームソフトも個人で寄贈可能であると確認できました。
ただ、現役で稼働していた時期から既に20年以上が過ぎたハードであるため、
完全に未開封のソフトを探すのは非常に大変です。
シュリンクがないため販売者や出品者の説明を信用するしかないという事情もあります。
無理して探さず、本当に余裕がある時に行う程度にしましょう。
13年前に果たせなかったときめきメモリアルPOCKETのリベンジはしたいのですが。
今回の資料はときめきメモリアルと肩を並べるであろうこちらのゲームです。
・サクラ大戦 帝國華撃團 電幕倶楽部(特別限定版)
・サクラ大戦 デジタルデータ集 太正十二年度 電脳記録年鑑
サクラ大戦のWindows版デスクトップアクセサリー集。
今回はサクラ大戦系の電子資料を中心に取り上げます。
プロジェクトTならぬプロジェクトSでしょうか?
その中でも上記の資料は今回の活動の切っ掛けとなりました。
5ヶ月前のある日、Yahoo!オークションでこの2件の未開封品がそれぞれ\1,000で出品されているのを発見。
終了日になってもウォッチリストが0の状態が続き、
「誰も手を出さないのなら、私が落札して国会図書館へ寄贈した方が良いかも」
と判断し入札する事に。
競争相手が現れなかったため、開始価格でこれらの品を落札できました。
かさが大きい物でしたのでまとめて取引を行ってもそれほど送料は安くならなかったのが痛かったですが。
この資料の入手後、国会図書館ではサクラ大戦系の資料の登録に意外と穴がある事が判明。
「それならば私がそれを埋めよう」と感じYahoo!オークションやメルカリをチェックする日々が始まりました。
サクラ大戦 電幕倶楽部2(豪華限定版)です。
1を寄贈するならこちらも一緒に行いたいと感じ入手しました。
外箱は開封されていましたが中のCDは未開封です。
登録には支障はないでしょう。
特典の帝撃特製札入れも未使用の状態でしたし。
・サクラ大戦 特別限定版 A type
・サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~(初回限定版)
本編の1と2です。
ドリームキャスト版やPC版(Windows版)、PSP版が登録されているのに
オリジナルのセガサターン版がないのは問題であると感じ寄贈しました。
2の限定版はすぐに見つかりましたが、1の方は結構時間がかかりました。
ようやくメルカリで入手できたと思ったら中のCDが開封されている物でしたし。
商品ページのコメントで「ゲームソフトのシュリンクは未開封か」とお伺いして、
「そうです」と出品者から返信があったにも関わらずです。
数年ぶりにいい加減な出品者に出会ってしまい少し凹みました。
その2週間後、無事に1の限定版も購入できましたが付属品のシャトルマウスの箱がありません。
とはいえCDは未開封ですしそれ以外の付属品は揃っています。
しっかり登録されるはずです。
仮に箱があったとしても国会図書館側で処分される可能性が高そうですし。
・花組対戦コラムス
・花組対戦コラムス2
花組対戦コラムスの1と2です。
恥ずかしながら2の存在は今回の寄贈で初めて知りました。
また、今回入手した1は以前にメルカリで割引・還元対象商品の状態からお値引き頂いた商品になります。
他の派生作品の多くは国会図書館に登録されていました。
しかし、その代表作であるこれらゲームは未登録の状態でした。
それならこの機会に登録をお願いしようと感じ寄贈する事に。
タイミングが良かったのもあり1はすぐに入手できました。
ただ、2の未開封品はなかなか見つかりませんでした。
最初にYahoo!オークションでの出品を見つけた時は競争相手に負けてしまいましたし。
2回目の出品でようやく落札出来ましたがお値段は結構高かったです。
そもそも、今回の寄贈ではここまでお金をかけるつもりありませんでした。
気が付けば知らない間にどんどん費用が積み重なっていくという。
ゲームボーイカラー版の作品であるサクラ大戦GB 檄・花組入隊!です。
当時電撃NINTENDO64を購読していた時には、サクラ大戦シリーズが
任天堂のハードで発売されると知って驚きました。
ですが、ファミコン版のスペースハリアーやファンタジーゾーン、アフターバーナーIIなど
古くからセガのゲームはライバルハードへの移植が行われています。
ですので今考えるとそれほど不思議ではなかったのかもしれません。
元々シュリンクされていないゲームボーイやスーパーファミコンのソフトは、
12年前に寄贈した際に登録不可になったという経験がありました。
そのため、それ以降はこれらのハードの電子資料については全く手を付けていませんでしたが、
一昨年にこんばんはさんから上記ハードのゲームの登録が成功した旨のご報告を頂く。
完全に未開封の状態であれば寄贈を受け付けてくれるかもしれないと感じ、今回挑戦してみました。
ファミコンやスーパーファミコンなどのソフトの箱は一度でも開封すれば差し込み部に折り目ができます。
未開封品であるかどうかはそこを確認すれば一発で判別できるでしょう。
色々探していましたが、偶然にもラクマでこのゲームの新品未開封品を発見。
しかも箱を開封した写真がない状態での出品でした。
これなら大丈夫そうだと感じ購入しました。
なお、同じ時期にはゲームショップ1983で限定版である、
ポケットサクラパックの未開封品も販売されていました(現在は売り切れです)。
ただ、国会図書館で登録してもらえる保証がないものに\7,480+送料を払うのは
リスクが大きすぎると感じスルーする事に。
本来でしたら限定版を寄贈するのがベストなのですが私にそこまでの勇気はありませんでした。
サクラ大戦系の寄贈品は以上です。
ここからはおまけとしてそれ以外の資料について紹介していきます。
彼氏彼女の事情 デスクトップアクセサリー集です。
冒頭の電幕倶楽部及び電脳記録年鑑と同じ方から\1,000で出品されていたので一緒に落札しました。
このアニメは確か私が中学三年生の時に視聴した記憶があります。
ただ、最初の2~3話しか見ていなかったと思うので内容についてはほとんど分かりません。
当時は『あのエヴァンゲリオンを制作した会社が作ったアニメ』というイメージが強かったです。
その後、今は亡きランク王国のコミックランキングで紹介されたのを見た時は
アニメ版との作風の違いに驚きました。
マリア様がみてるの二次創作ゲームである弾幕姉妹。
現在は製作者のサイトは閉鎖されていますがウェブアーカイブよりゲーム本体のダウンロードが可能です。
全ての操作をマウスで行うという独特なゲーム。
2004年8月15日という頒布日は東方永夜抄と同じだったのですね。
この時期のシューティングは商業・同人問わず弾幕系がメインだった記憶があります。
私のようにグラディウス・パロディウスシリーズやパルスター、ブレイジングスターのような
地形がある横シューティングが好きだった人間にとっては肩身が狭い時期でした。
サガ スカーレット グレイス オリジナル・サウンドトラック。
今回唯一の録音資料です。
近年のサガシリーズのサントラの多くは既に国会図書館に登録されています。
しかし、このサガスカのサントラだけはなぜか未登録の状態でした。
新作であるサガ エメラルド ビヨンドでさえしっかりサントラが登録されているにも関わらずです
この作品だけサントラが国会図書館にないのはばつが悪いと感じ寄贈しました。
ちなみに国会図書館への寄贈用だけではなく自分で楽しむ用のCDも購入しました。
ゲーム自体はプレーした事がなく、知識もロマサガRSでプレーした程度ですが。
個人的にお気に入りの曲はウルピナバトルとレオナルドバトルですね。
これで寄贈品の発送準備が整いました。
いつものように国会図書館に向けて出発!
今回のお礼状が届くのは来月の下旬でしょうか?
休館日でないとはいえ、お盆休みの時期があって職員の方もお忙しいと思うので。
ひとまず溜まっていた分の一部ではありますが国会図書館への寄贈及び記事の作成が完了しました。
この調子で残っている資料の寄贈も進めていきましょう。
余談ですがサクラ大戦シリーズはギャルゲーと区分していいのでしょうか?
もちろんその要素はありますがときメモシリーズと違って戦闘パートもあります。
また、公式で表記しているジャンルは『ドラマチックアドベンチャー』です。
それでも、ゲーム内容から「ギャルゲーではない」と断言するのは躊躇します。
ギャルゲーの要素を持ったアドベンチャーゲームという認識が正しいのでしょうか。
他のゲームでもそうですがゲームのジャンルを明確にするのは難しいと感じます。
■2024年8月4日追記
国会図書館より本件についてのお礼状が届きました。
今回の寄贈品が向こうに到着したのは7/21(日)。
ですのでその4日後にはこの書類が完成された事になります。
いつもより資料数が少なかったとはいえ、この早さには驚きました。
忙しそうな時期であるため個人的には少し時間がかかると思っていたので。
『計11点』という事で、受け入れるかどうか不安であったサクラ大戦GBも納本されたようです。
まだNDL SEARCHには登録されていないので定期的に確認するようにします。
これでシュリンクされていないゲームソフトも個人で寄贈可能であると確認できました。
ただ、現役で稼働していた時期から既に20年以上が過ぎたハードであるため、
完全に未開封のソフトを探すのは非常に大変です。
シュリンクがないため販売者や出品者の説明を信用するしかないという事情もあります。
無理して探さず、本当に余裕がある時に行う程度にしましょう。
13年前に果たせなかったときめきメモリアルPOCKETのリベンジはしたいのですが。