LG製液晶モニター 27GP83B-B ファーストインプレッション
- 2023/10/30 22:59
- カテゴリー:その他
LG製液晶モニターである27GP83B-Bを購入してから8日が経ちました。
まだ3Dゲームなどをプレーしていないので正確な実力は分かりませんが、
ファーストインプレッションとして記事を書きます。
まずは開封の儀から、という事で製品が入っている箱から見ていきます。
元箱の天面(左の写真)と底面(右の写真)です。
天地無用のシールも天面を上にして運ぶように貼られていました。
箱が大きいので持ちにくいですが梱包時重量は9.1kgであるため見た目ほどの重さはありません。
少なくとも製品入りのPG279Qの箱(公称重量:10.6kg)よりは運びやすかったです。
セール品であった影響か分かりませんが箱には傷や汚れ、潰れが目立ちます。
35,000円弱の商品でしたので仕方ないのでしょうか。
私はこんなものかと割り切れましたが気にする方は気にされるかもしれません。
元箱の左側面と裏面です。
特に気になる箇所はありませんがやはり傷や汚れが目立ちます。
箱も大切にしたいという方にとっては少し厳しいかもしれません。
これは今回の運送会社が佐川急便だったからでしょうか。
とはいえ荷物の扱いはヤマト運輸でもそう変わらないと思います。
TSUKUMOが仕入れた時には既にこのようになっていた可能性もあるでしょう。
前述の通り、価格が価格だけに仕方ないのかもしれません。
なお、元箱のサイズは幅:72cm×奥行き:48cm×高さ:20cmの計140cmでした。
箱自体をエアキャップで包んだり、運送会社の窓口の方が意地悪をしたりしなければ
140サイズで発送できます。
メルカリなどに出品される方のご参考になれば幸いです。
開封は箱の指示通り天面からカッターを使用せずに行います。
なんでカッターを使ってはダメですかって?実際に開けてみれば分かります。
ここは素直にメーカーの指示に従った方が身のためです。
しかし、結構強力なテープなので剥がすのに少し苦労するかもしれません。
私のように綺麗に剥がしたいという方は時間をかけて少しずつ剥がしていきましょう。
箱を開封するとスタンド(台座部及びアーム部)と付属品が入った袋が目に映ります。
ビニール袋に入っているとはいえ、これらは開封口に剥き出しで入れられていました。
カッターを使うなと指示されていましたがこれでようやくその理由が分かります。
保護用のビニールシートなどは被せられていないのはどうかと思いました。
そして、各種付属品も一つの袋へぎゅうぎゅう詰めに入れられています。
この乱雑さを見て早速、
「LGだから仕方ないか…」
という言葉が頭をよぎってきました。
スタンドなどがある発泡スチロールを取り出すと出てきたのは液晶ディスプレイ本体。
製品のメインだけあってさすがにこの部分の梱包はしっかりしています。
発泡スチロールでしっかり固定され、動かないようになっていました。
箱の指示に従わずに裏面から開封すると液晶ディスプレイやスタンド、付属品が逆さになってしまいます。
このまま発泡スチロールを取り出そうとするとこれらが落下してしまうのであまり宜しくありません。
やはりメーカーの指示はしっかり従うべきでしょう。
付属品一式です。
下側のケーブルは左からHDMIケーブル、DisplayPortケーブル、ACアダプターのケーブル、
ACアダプター本体になります。
当初は付属品ではなく他社製のDisplayPortケーブルで接続しようとしました。
ですがネットで調べてもこれだというものが見つからなかったためメーカーの純正ケーブルを使う事に決める。
唯一気になっているのはサンワサプライのKC-DP1420でしょうか?
メルカリなどで安く出品されていたら検討します。
HDMIケーブルの近くにあるプラスチックの部品(セットアップガイド右下のイラスト)はマウスホルダーです。
最初にマニュアルを読んだ時は分かりませんでしたが、セットアップガイドの4ページ目に
『マウスは付属のマウスホルダーに通すことができます』と記載されています。
公式サイトの付属品の項目にも『Mouse Holder』と記載されていますが恐らくこれの事でしょう。
他のサイトのLG製品(27GL850-B)のレビューでは実際の使用例が紹介されています。
私はワイヤレスマウス(MX Master 2S)を使っているので関係ないのですが。
公式サイトには『ケーブルホルダー』もあるので紛らわしいですが、
こちらはモニタースタンド背面の窪みになります(セットアップガイドにも記載があります)。
スタンドの一部分を付属品として扱うLGの姿勢、私にはよく分かりません。
なお、公式サイトには付属品に『CD-ROM:1』と記載されていましたが、
袋の中にそのようなCDは入っていませんでした。
セットアップガイドにもCDのイラストが存在していないので仕様でしょうか?
それともLGの中の人の入れ忘れ?
無くても問題はありませんが念のためTSUKUMO経由で問い合わせてみます。
準備が整いましたので液晶モニターを組み立てます。
といっても組み立て作業はそれほど難しいものではありません。
しかし、液晶ディスプレイを寝かせる必要があるので布団のある場所でやった方が楽だと思います。
液晶ディスプレイの裏面です。
アーム取り付け部の左側にはDisplayPortとHDMIポート×2、イヤホンジャック、電源ポートがあります。
SERVICE ONLYという箇所は、マニュアルによるとここにUSBメモリを挿して
液晶モニターのソフトウェアをアップグレードする際に使うようです。
とりあえず今はここには触れない方が良さそうですね。
モニタースタンドのアーム部は、右の写真のようにアーム取り付け部の上下に存在する
窪みにはめ込む形で組み立てます。
そのためアーム部の取り付けにはドライバーは不要です。
また、写真は撮りませんでしたが、アーム部と台座部の取り付けもドライバーなしで行えます。
実際、付属のセットアップガイドでもマイナスネジを手で締めています。
それでも私のように「手では強度的に不安」という方がいらっしゃるかもしれません。
その際は少し大きめのマイナスドライバーを使って締めるようにしましょう。
(電動ドライバー禁止の表示があるのであまり強く締め過ぎないように注意)
アームを窪みに入れて取り付けるタイプであるため、残念ながらPG279Q同様、
W240DやLCD-RDT241XPBで可能だったディスプレイを右回転にさせる裏技は使えません。
最近の液晶モニターはアーム取り付け部に窪みがあるのが主流なのでしょうか。
FRAMEMEISTERなどを用いてレトロゲームをされる方にとっては厳しいかもしれません。
これで使用する準備が整いました。
各種ケーブルを接続して液晶モニターとパソコンの電源をスイッチオン!
赤み強っ!
写真では分からないと思いますが全体的に赤色が強いです。
Amazonや価格.comなどのレビューを読んで覚悟はしていましたが、予想以上に赤くてビックリしました。
輝度も高くこのままでは使用に堪えません。
OSDのメニュー画面から画質を調整しましょう。
ですが肝心のメニュー画面を出すボタンがどこにあるのか分かりません。
もう一度マニュアルを読んでボタンの位置を確認した所、
こんな所にあるんかい!
マニュアルによるとこのボタンはOSDジョイスティックという名称みたいです。
メニュー画面を出すのも電源のオンオフもこのボタンから行います。
各種項目の数値もこのボタンを使って設定する必要があるため少し慣れが必要です。
中古で付属品が無いものを購入された初見さんは絶対分かりませんよ、これは。
操作が分かりやすかったPG279Qに比べると不親切なつくりだと思います。
やはり「LGだから仕方ない」でしょうか…
赤みについては画像調整内のR/G/Bにある『赤』を40にすれば問題ないと思います。
輝度も工場出荷設定では100になっていましたので60まで下げました。
私の場合はこれで日常の仕様で問題のない画質になりました。
最初にあの赤みを見た時はショックを受けましたが、無事に調整できて何よりです。
なお、先程のアーム取り付け部の写真にも写っていましたが、
この機種には他社製のモニタースタンドやモニターアームが取り付けられるVESA規格準拠のネジがあります。
ここのネジでスタンドを取り付ければ前述の裏技も使えるでしょうか?
ちなみにこの製品のディスプレイ単体の重量は4.2kg。
そして、LCD-RDT241XPBで使用していたスタンドのDA-STAND1(とその後継機種のDA-FSTAND1)の
取り付け可能重量は4.2kgまでです。
もしかしたら手持ちのDA-STAND1を使えば右回転のピボットが可能かもしれません。
時間に余裕がある時に試してみたいと思います。
こうして27GP83B-Bを設置してから早8日。
個人的に少し気になった点を書きたいと思います。
まずはLCD-RDT241XPBやPG279Qと比較して液晶ディスプレイをギリギリまで下げられません。
価格.comのレビューにもありますが、一番下まで下げた状態でも机から10cm強の距離があります。
ただ、これについては使っているうちに慣れました。
逆にあまり視線を下げずに済むようになったので以前より画面が見やすくなったかもしれません。
次に意外とモニタースタンドに奥行きがあり、以前までよりも液晶ディスプレイが手前になった点。
最初はこの奥行きの深さに面食らいました。
前述のディスプレイの高さの件もあり、この機種を検討されている方で実機を観れる環境にある方は
一度PCショップなどで確認された方がいいかもしれません。
実際に巻尺で測った所、液晶ディスプレイの端からスタンドの端まで24cmほどありました。
ただ、これについてももう慣れました。
台座部はV字型ですので机の場所を取らないというメリットもあります。
発売前に不安だったディスプレイ下部中央のLGのロゴは思ったより気になりませんでした。
マークの色も薄めなので意識する事はあまりないと思います。
これより目立つのは下部左側にある『NVIDIA/G-SYNC』のシールかもしれません。
左下にある関係上このシールは嫌でも目に入ります。
シール自体も曲がっていて「作業の人が流れ作業で貼ったのかな?」という雰囲気がプンプンします。
個人的には気にしていませんが人によっては剥がす事も検討した方がいいかもしれません。
個人的に一番気になったのは電源をワンプッシュで切れない点です。
電源をオフにするためにはOSDジョイスティックを長押しするか、
メニュー画面を表示させ『電源オフ』を選ぶ必要があります。
前者は3秒ほどスティックを押しっ放しにしなければならず、後者は前者ほど時間がかからないものの
『メニュー画面を表示→電源オフを選択』という2アクションが必要になります。
PG279Qは電源ボタンを押すだけでオフにできるのでこれは少し面倒です。
反応が悪いリモコンやディスプレイのボタンでオンオフをしていたLCD-RDT241XPBよりはマシですが、
もうちょっと何とかして欲しかったと思います。
全てを1ボタンで済まそうとした弊害でしょうか。
不安だったドット抜けは私が見た限りではありませんでした。
発色もPG279Qに比べて劣っているという事はありません。
まだ使用開始から間もないですが、特に目立った欠点もなく(今の所は)悪い製品ではないと思います。
全体的な感想としては、製品自体は良いのだけれど痒い所に手が届いていない、という感じです。
価格帯が\35,000~50,000である影響からなのか、LGというメーカーだからなのか分かりませんが、
所々に雑さが見受けられます。
私は繋ぎのモニターと割り切って買ったので不満はありません。
ですがこれをメインモニターとして\45,000以上で買うには少し物足りないかもしれません。
その状況の方はもう少し奮発して別なメーカーのモニターを購入した方が幸せになれると思います。
全体的にネガティブなレビューになってしまいましたが、何度も言うように決して悪い製品ではありません。
月並みではありますが、この機種の性能と自分の用途が合致すれば満足できると思います。
\50,000以下のゲーミングモニターとしては候補に入る機種でしょう。
ちなみにTSUKUMOではまだこの製品のセールが続いています。
先々週末限定の特価ではなかったようです。
人気がなくて売れていないのでしょうか?
急いで購入した身としては少し寂しいです。
興味がある方は是非この機会に購入をご検討下さい。
■2023年11月11日追記
TSUKUMOから付属CDの問い合わせについての回答がありました。
予想はしていましたが、製品の仕様変更により
ドライバーやソフトウェアが入っているCDは付属しなくなったとの事です。
確かに今の時代、CDに入っている古いバージョンのドライバーなどをそのままインストールされる方は
ほとんどいらっしゃらないでしょう。
大抵の方は公式サイトから最新のものをダウンロードするはずです。
特にLGではCDの梱包でこのような前科がありました。
付属しなくなったのも頷けます。
また、同時に公式サイトに記載されていない仕様についても確認をお願いしました。
その内容は下記になります。
HDMIの規格: HDMI 2.0
HDCPの規格: HDCP 2.2
両方とも上記の仕様で合っていると思っていましたが確信できるソースがありませんでした。
公的な形で回答を頂いたのでこれで間違いないはずです。
余談ですが、TSUKUMOの公式サイトから問い合わせを行ったのは10/31(火)でした。
しかし、1週間以上経過しても返信が届かず、
昨日の朝にもう一度お問い合わせフォームから進捗確認の連絡をする事に。
そして、正午過ぎ頃に担当者の方から電話で連絡が入る。
その方からは11/1(水)に回答のメールをお送りしたとの話がありました。
ですが私のメーラーにはその日にTSUKUMOからのメールは届いていません。
「先程、もう一度同じメールを再送しました」と伝えられましたが、
やはり回答のメールはありませんでした。
(仕事中でしたのでWebメールから確認)
今回のメールの不具合は私とTSUKUMO、どちらが原因なのでしょうか?
私は受信メールに対してフィルターはかけていません。
ノートンアンチスパムは機能していますが、メールの件名の前に『[Norton AntiSpam]』と付加されるだけです。
使用しているメールアドレスも有料とはいえ非常に安価ですし
自動的に迷惑メールを削除する機能があるとは思えません。
もしかしたら他の方でもTSUKUMOから連絡が来ないというトラブルが発生しているかもしれません。
その場合は前回の受付番号を記載し、もう一度お問い合わせフォームから連絡しましょう。
恐らく電話による連絡になると思うのでスマートフォンの着信に対応できる準備を忘れずに。
私の場合は050から始まる番号から連絡がありました。
さすがにこの会社が購入者からの問い合わせを無視するとは思えません。
1週間以上返信がない場合はメールのトラブルが濃厚でしょう。
他の会社とのやり取りではこのような事はなかったのですが、不思議です。
まだ3Dゲームなどをプレーしていないので正確な実力は分かりませんが、
ファーストインプレッションとして記事を書きます。
まずは開封の儀から、という事で製品が入っている箱から見ていきます。
元箱の天面(左の写真)と底面(右の写真)です。
天地無用のシールも天面を上にして運ぶように貼られていました。
箱が大きいので持ちにくいですが梱包時重量は9.1kgであるため見た目ほどの重さはありません。
少なくとも製品入りのPG279Qの箱(公称重量:10.6kg)よりは運びやすかったです。
セール品であった影響か分かりませんが箱には傷や汚れ、潰れが目立ちます。
35,000円弱の商品でしたので仕方ないのでしょうか。
私はこんなものかと割り切れましたが気にする方は気にされるかもしれません。
元箱の左側面と裏面です。
特に気になる箇所はありませんがやはり傷や汚れが目立ちます。
箱も大切にしたいという方にとっては少し厳しいかもしれません。
これは今回の運送会社が佐川急便だったからでしょうか。
とはいえ荷物の扱いはヤマト運輸でもそう変わらないと思います。
TSUKUMOが仕入れた時には既にこのようになっていた可能性もあるでしょう。
前述の通り、価格が価格だけに仕方ないのかもしれません。
なお、元箱のサイズは幅:72cm×奥行き:48cm×高さ:20cmの計140cmでした。
箱自体をエアキャップで包んだり、運送会社の窓口の方が意地悪をしたりしなければ
140サイズで発送できます。
メルカリなどに出品される方のご参考になれば幸いです。
開封は箱の指示通り天面からカッターを使用せずに行います。
なんでカッターを使ってはダメですかって?実際に開けてみれば分かります。
ここは素直にメーカーの指示に従った方が身のためです。
しかし、結構強力なテープなので剥がすのに少し苦労するかもしれません。
私のように綺麗に剥がしたいという方は時間をかけて少しずつ剥がしていきましょう。
箱を開封するとスタンド(台座部及びアーム部)と付属品が入った袋が目に映ります。
ビニール袋に入っているとはいえ、これらは開封口に剥き出しで入れられていました。
カッターを使うなと指示されていましたがこれでようやくその理由が分かります。
保護用のビニールシートなどは被せられていないのはどうかと思いました。
そして、各種付属品も一つの袋へぎゅうぎゅう詰めに入れられています。
この乱雑さを見て早速、
「LGだから仕方ないか…」
という言葉が頭をよぎってきました。
スタンドなどがある発泡スチロールを取り出すと出てきたのは液晶ディスプレイ本体。
製品のメインだけあってさすがにこの部分の梱包はしっかりしています。
発泡スチロールでしっかり固定され、動かないようになっていました。
箱の指示に従わずに裏面から開封すると液晶ディスプレイやスタンド、付属品が逆さになってしまいます。
このまま発泡スチロールを取り出そうとするとこれらが落下してしまうのであまり宜しくありません。
やはりメーカーの指示はしっかり従うべきでしょう。
付属品一式です。
下側のケーブルは左からHDMIケーブル、DisplayPortケーブル、ACアダプターのケーブル、
ACアダプター本体になります。
当初は付属品ではなく他社製のDisplayPortケーブルで接続しようとしました。
ですがネットで調べてもこれだというものが見つからなかったためメーカーの純正ケーブルを使う事に決める。
唯一気になっているのはサンワサプライのKC-DP1420でしょうか?
メルカリなどで安く出品されていたら検討します。
HDMIケーブルの近くにあるプラスチックの部品(セットアップガイド右下のイラスト)はマウスホルダーです。
最初にマニュアルを読んだ時は分かりませんでしたが、セットアップガイドの4ページ目に
『マウスは付属のマウスホルダーに通すことができます』と記載されています。
公式サイトの付属品の項目にも『Mouse Holder』と記載されていますが恐らくこれの事でしょう。
他のサイトのLG製品(27GL850-B)のレビューでは実際の使用例が紹介されています。
私はワイヤレスマウス(MX Master 2S)を使っているので関係ないのですが。
公式サイトには『ケーブルホルダー』もあるので紛らわしいですが、
こちらはモニタースタンド背面の窪みになります(セットアップガイドにも記載があります)。
スタンドの一部分を付属品として扱うLGの姿勢、私にはよく分かりません。
なお、公式サイトには付属品に『CD-ROM:1』と記載されていましたが、
袋の中にそのようなCDは入っていませんでした。
セットアップガイドにもCDのイラストが存在していないので仕様でしょうか?
それともLGの中の人の入れ忘れ?
無くても問題はありませんが念のためTSUKUMO経由で問い合わせてみます。
準備が整いましたので液晶モニターを組み立てます。
といっても組み立て作業はそれほど難しいものではありません。
しかし、液晶ディスプレイを寝かせる必要があるので布団のある場所でやった方が楽だと思います。
液晶ディスプレイの裏面です。
アーム取り付け部の左側にはDisplayPortとHDMIポート×2、イヤホンジャック、電源ポートがあります。
SERVICE ONLYという箇所は、マニュアルによるとここにUSBメモリを挿して
液晶モニターのソフトウェアをアップグレードする際に使うようです。
とりあえず今はここには触れない方が良さそうですね。
モニタースタンドのアーム部は、右の写真のようにアーム取り付け部の上下に存在する
窪みにはめ込む形で組み立てます。
そのためアーム部の取り付けにはドライバーは不要です。
また、写真は撮りませんでしたが、アーム部と台座部の取り付けもドライバーなしで行えます。
実際、付属のセットアップガイドでもマイナスネジを手で締めています。
それでも私のように「手では強度的に不安」という方がいらっしゃるかもしれません。
その際は少し大きめのマイナスドライバーを使って締めるようにしましょう。
(電動ドライバー禁止の表示があるのであまり強く締め過ぎないように注意)
アームを窪みに入れて取り付けるタイプであるため、残念ながらPG279Q同様、
W240DやLCD-RDT241XPBで可能だったディスプレイを右回転にさせる裏技は使えません。
最近の液晶モニターはアーム取り付け部に窪みがあるのが主流なのでしょうか。
FRAMEMEISTERなどを用いてレトロゲームをされる方にとっては厳しいかもしれません。
これで使用する準備が整いました。
各種ケーブルを接続して液晶モニターとパソコンの電源をスイッチオン!
赤み強っ!
写真では分からないと思いますが全体的に赤色が強いです。
Amazonや価格.comなどのレビューを読んで覚悟はしていましたが、予想以上に赤くてビックリしました。
輝度も高くこのままでは使用に堪えません。
OSDのメニュー画面から画質を調整しましょう。
ですが肝心のメニュー画面を出すボタンがどこにあるのか分かりません。
もう一度マニュアルを読んでボタンの位置を確認した所、
こんな所にあるんかい!
マニュアルによるとこのボタンはOSDジョイスティックという名称みたいです。
メニュー画面を出すのも電源のオンオフもこのボタンから行います。
各種項目の数値もこのボタンを使って設定する必要があるため少し慣れが必要です。
中古で付属品が無いものを購入された初見さんは絶対分かりませんよ、これは。
操作が分かりやすかったPG279Qに比べると不親切なつくりだと思います。
やはり「LGだから仕方ない」でしょうか…
赤みについては画像調整内のR/G/Bにある『赤』を40にすれば問題ないと思います。
輝度も工場出荷設定では100になっていましたので60まで下げました。
私の場合はこれで日常の仕様で問題のない画質になりました。
最初にあの赤みを見た時はショックを受けましたが、無事に調整できて何よりです。
なお、先程のアーム取り付け部の写真にも写っていましたが、
この機種には他社製のモニタースタンドやモニターアームが取り付けられるVESA規格準拠のネジがあります。
ここのネジでスタンドを取り付ければ前述の裏技も使えるでしょうか?
ちなみにこの製品のディスプレイ単体の重量は4.2kg。
そして、LCD-RDT241XPBで使用していたスタンドのDA-STAND1(とその後継機種のDA-FSTAND1)の
取り付け可能重量は4.2kgまでです。
もしかしたら手持ちのDA-STAND1を使えば右回転のピボットが可能かもしれません。
時間に余裕がある時に試してみたいと思います。
こうして27GP83B-Bを設置してから早8日。
個人的に少し気になった点を書きたいと思います。
まずはLCD-RDT241XPBやPG279Qと比較して液晶ディスプレイをギリギリまで下げられません。
価格.comのレビューにもありますが、一番下まで下げた状態でも机から10cm強の距離があります。
ただ、これについては使っているうちに慣れました。
逆にあまり視線を下げずに済むようになったので以前より画面が見やすくなったかもしれません。
次に意外とモニタースタンドに奥行きがあり、以前までよりも液晶ディスプレイが手前になった点。
最初はこの奥行きの深さに面食らいました。
前述のディスプレイの高さの件もあり、この機種を検討されている方で実機を観れる環境にある方は
一度PCショップなどで確認された方がいいかもしれません。
実際に巻尺で測った所、液晶ディスプレイの端からスタンドの端まで24cmほどありました。
ただ、これについてももう慣れました。
台座部はV字型ですので机の場所を取らないというメリットもあります。
発売前に不安だったディスプレイ下部中央のLGのロゴは思ったより気になりませんでした。
マークの色も薄めなので意識する事はあまりないと思います。
これより目立つのは下部左側にある『NVIDIA/G-SYNC』のシールかもしれません。
左下にある関係上このシールは嫌でも目に入ります。
シール自体も曲がっていて「作業の人が流れ作業で貼ったのかな?」という雰囲気がプンプンします。
個人的には気にしていませんが人によっては剥がす事も検討した方がいいかもしれません。
個人的に一番気になったのは電源をワンプッシュで切れない点です。
電源をオフにするためにはOSDジョイスティックを長押しするか、
メニュー画面を表示させ『電源オフ』を選ぶ必要があります。
前者は3秒ほどスティックを押しっ放しにしなければならず、後者は前者ほど時間がかからないものの
『メニュー画面を表示→電源オフを選択』という2アクションが必要になります。
PG279Qは電源ボタンを押すだけでオフにできるのでこれは少し面倒です。
反応が悪いリモコンやディスプレイのボタンでオンオフをしていたLCD-RDT241XPBよりはマシですが、
もうちょっと何とかして欲しかったと思います。
全てを1ボタンで済まそうとした弊害でしょうか。
不安だったドット抜けは私が見た限りではありませんでした。
発色もPG279Qに比べて劣っているという事はありません。
まだ使用開始から間もないですが、特に目立った欠点もなく(今の所は)悪い製品ではないと思います。
全体的な感想としては、製品自体は良いのだけれど痒い所に手が届いていない、という感じです。
価格帯が\35,000~50,000である影響からなのか、LGというメーカーだからなのか分かりませんが、
所々に雑さが見受けられます。
私は繋ぎのモニターと割り切って買ったので不満はありません。
ですがこれをメインモニターとして\45,000以上で買うには少し物足りないかもしれません。
その状況の方はもう少し奮発して別なメーカーのモニターを購入した方が幸せになれると思います。
全体的にネガティブなレビューになってしまいましたが、何度も言うように決して悪い製品ではありません。
月並みではありますが、この機種の性能と自分の用途が合致すれば満足できると思います。
\50,000以下のゲーミングモニターとしては候補に入る機種でしょう。
ちなみにTSUKUMOではまだこの製品のセールが続いています。
先々週末限定の特価ではなかったようです。
人気がなくて売れていないのでしょうか?
急いで購入した身としては少し寂しいです。
興味がある方は是非この機会に購入をご検討下さい。
■2023年11月11日追記
TSUKUMOから付属CDの問い合わせについての回答がありました。
予想はしていましたが、製品の仕様変更により
ドライバーやソフトウェアが入っているCDは付属しなくなったとの事です。
確かに今の時代、CDに入っている古いバージョンのドライバーなどをそのままインストールされる方は
ほとんどいらっしゃらないでしょう。
大抵の方は公式サイトから最新のものをダウンロードするはずです。
特にLGではCDの梱包でこのような前科がありました。
付属しなくなったのも頷けます。
また、同時に公式サイトに記載されていない仕様についても確認をお願いしました。
その内容は下記になります。
HDMIの規格: HDMI 2.0
HDCPの規格: HDCP 2.2
両方とも上記の仕様で合っていると思っていましたが確信できるソースがありませんでした。
公的な形で回答を頂いたのでこれで間違いないはずです。
余談ですが、TSUKUMOの公式サイトから問い合わせを行ったのは10/31(火)でした。
しかし、1週間以上経過しても返信が届かず、
昨日の朝にもう一度お問い合わせフォームから進捗確認の連絡をする事に。
そして、正午過ぎ頃に担当者の方から電話で連絡が入る。
その方からは11/1(水)に回答のメールをお送りしたとの話がありました。
ですが私のメーラーにはその日にTSUKUMOからのメールは届いていません。
「先程、もう一度同じメールを再送しました」と伝えられましたが、
やはり回答のメールはありませんでした。
(仕事中でしたのでWebメールから確認)
今回のメールの不具合は私とTSUKUMO、どちらが原因なのでしょうか?
私は受信メールに対してフィルターはかけていません。
ノートンアンチスパムは機能していますが、メールの件名の前に『[Norton AntiSpam]』と付加されるだけです。
使用しているメールアドレスも有料とはいえ非常に安価ですし
自動的に迷惑メールを削除する機能があるとは思えません。
もしかしたら他の方でもTSUKUMOから連絡が来ないというトラブルが発生しているかもしれません。
その場合は前回の受付番号を記載し、もう一度お問い合わせフォームから連絡しましょう。
恐らく電話による連絡になると思うのでスマートフォンの着信に対応できる準備を忘れずに。
私の場合は050から始まる番号から連絡がありました。
さすがにこの会社が購入者からの問い合わせを無視するとは思えません。
1週間以上返信がない場合はメールのトラブルが濃厚でしょう。
他の会社とのやり取りではこのような事はなかったのですが、不思議です。