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バッドエンドなら2万機のブラックフライを敵国に攻めさせるべき

  • 2013/03/21 00:45
  • カテゴリー:その他
『あずみ』と『味いちもんめ』程度しか知名度がない
ビックコミックスペリオールに掲載されていた『総理の椅子』。
実は、連載が始まってから1年後に見始めましたが、
意外と展開が面白く毎回楽しみにして読んでいました。
隔週雑誌なのに突然の休載があったりして落胆したりもしましたが。
そして、ようやく最終回を迎えました。






酷すぎる最終回でした。
投げっぱなしにも程があります。
私はこんな作品を約3年間追ってきたのでしょうか。
不定期な休載の件もあり個人的には駄作レベルの作品になってしまいました。

考えてみれば最終回直前の主人公の復讐の動機もあまりにもお粗末。
少年誌でさえ政府に都合が悪い内容を隠蔽するために島全体を消されてしまうご時勢です。
それでも、その被害に遭ったキャラは自分の夢を叶えるため逞しく生きています。
それに引き換え、この主人公の動機といったら・・・あまりにしょぼすぎます。
中高年が読む雑誌ですし『もう少し過激な内容にしても良いのでは』と思いました。
終わり悪ければ全て悪し。
この作品にはこの言葉を贈りたいと思います。


今までは、BGMと演出・ストーリーしか突出した部分が無いのに人気があるメタルブラックを不思議に思っていました。
しかし、申し訳ありませんでした。
総理の椅子の展開を見た後にメタルブラックを考察してみると、
いかにメタルブラックが優れていてコアなファンが存在するのが分かった気がしました。
メタルブラックもある意味投げっぱなしエンドではありますが、
それでも考察の余地が存在するのは立派。
それだけ、設定やストーリーが魅力的だったという事でしょう。
総理の椅子も原作を仙波隆綱氏が担当していれば・・・と今になって痛感しています。
まあ、現在60歳近い国友やすゆき氏と、当時29歳であった仙波隆綱氏を比べるのも酷な話ではありますが。


バッドエンディングを描くのでしたら、
メタルブラックのように大量の戦闘機をX国(この名称も手抜きに感じています)に投入する描写して下さい。
主人公をアンチヒーローとして描くのでしたら
『自分がやってきた事の方が間違いで、実は復讐する相手の方が正しかった』
というどんでん返しを描いて下さい。
主人公が自殺して目的を達成させるのでしたら、
メタルブラックの最終面のように人類や地球の愚かさを暗示させる走馬灯を描いて下さい。

そして、主人公の目的は『日本国の破滅』というちっぽけな目的ではなく、
地球を真っ二つ・爆発させるくらいの事をやって下さい(爆)。


■2018年10年4日追記
先月この漫画の作者が亡くなり私もその事に関する日記を書きました。
Google検索からお越しになる方もいらっしゃるようですのでその記事のリンクを張ります。
こちらからどうぞ。

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