猛威を振るった NEW COMERS
- 2013/03/19 19:14
- カテゴリー:その他
一日遅れの話題ですが一応。
試合中は外出していましたが、途中から携帯電話のワンセグ放送で見始めました。
すると、そこには6回の裏に阿部選手がチャンスで三振し、
7回の表に能見選手がツーランホームランを打たれる光景が。
その後は、近くのドコモショップでずっとテレビ観戦し、
結果はご覧の通りでした。
とりあえず、選手の方々にはお疲れ様と言いたいです。
これからは休む暇もなくシーズンが開幕しますが頑張って下さい。
大会では、不調の選手も好調の選手もいましたが、
それらを全員でカバーするのが野球というスポーツです。
前回、前々回はそのようにして優勝する事ができました。
ですので特定の選手叩きに終始するのは野暮でしょう。
確かに、こうした流れはスポーツ強豪国の宿命ではありますが、
ただ国内チームの叩きに流れてしまうのは頂けません。
サッカーのワールドカップではありえなかった光景です。
山本監督に対しても、
火中の栗、いえ、栗とも言えない物を拾っただけにあまり文句は言えません。
当然、監督としての立場上、
責任は負うべきですし采配に対しては反省すべき点も多いでしょう。
JFLのFC町田ゼルビアの元監督であるオズワルド・アルディレス氏が、
「代表監督というのは国中で総理大臣の次に嫌われる存在だ」
という格言を残しましたがまさに真理です。
スポーツ強豪国の宿命でしょう。
このような状況ではありますが、
代表監督の打診を受けながらも断った方は山本監督を叩く権利は無いと思います。
今回の代表監督が決まったのはWBC開催の半年を切った段階でした。
途中解任で決まったのでしたらともかく、
誰もやりたがらなかったという状況ははっきり言って異常でしょう。
そのような方が山本監督を批判しても、その言葉には何の価値もありません。
また、選手会がWBCへの参加を決意したのが開催半年前。
本来でしたら定期的に代表チームを召集し練習・強化試合を行うべきでしょう。
そうした意味では準備不足が露呈した結果と言えなくもありません。
世界のレベルが上がってきているのは、今回の大会で証明されました。
そもそも、前回・前々回の優勝でさえ非常にギリギリでした。
本気で世界一を狙うのでしたら、もはや今までのやり方では通用しないでしょう。
日本野球機構と選手会が一丸となって取り組まなければなりません。
残念ながら日本代表は準決勝で敗退してしまいました。
それでも、出場国の全体的なレベルが向上した結果、
数々の名勝負が行われ思わぬ番狂わせも発生しました。
第2ラウンド一回戦の台湾戦では、
劣勢からの同点・逆転劇には多くの方が心を打たれ感動しました。
また、純粋に野球観戦が好きである自分にとっても、
非常に見ごたえのある試合が多く楽しかったです。
個人的には、今回の世界各国のレベルの高さを見て、
「野球もだんだん世界に浸透してきているのかな」
と感じて逆に嬉しくもあります。
利権の問題はあれど、『野球の世界振興』という意義は保たれているのですから。
まだまだ開催時期の問題やチーム事情での辞退者など問題を抱えていますが
これらの問題を徐々に解決して今後も続けてほしいものです。
願わくばWBCの参加国が三桁になる事を祈りつつ。