死刑を勝ち取った『勝者』
- 2013/02/22 10:54
- カテゴリー:その他
笑顔で「解放されてもまた殺人する」「特に謝罪の思いない」
取材に応じた金川死刑囚、最後まで反省なし
私が消極的な死刑反対派である事は前置きしておきます。
後、この取材が行われたのも平成21年。
丁度4年前の出来事ですね。
金川死刑囚にとっては『被害者』という物を超えた
独自の哲学を持っているのでしょう。
目的のために人を傷つけ殺す。
そこには自身にとって残虐な行為であるという考えはありません。
自分はそのような事を行える存在であると意識しているだけです。
ですから、『被害者への反省』という物を持ち込んでも無意味な事。
自らの哲学を変えない限りはその感情は決して生まれないのですから。
このような思想は我々には理解できませんが、
当の本人も他人に理解してほしいとは微塵も思っていないでしょう。
ある意味、死刑という目的を獲得した『勝者』と言えなくもありません。
もちろん、許されない事件ではありますし、
遺族の方に対する補償(精神的なものも含む)をしっかり行ってほしいです。
それでも、反省の言葉を得られなかった事に対しては無念の極みでしょう。
一体、死刑制度というものは何なのか。
今回の死刑執行はそれを考えさせる素材そのものになると思います。
ただ、自民党自体はこの問題を考える事に対して消極的なようで。
死刑制度の存続を望む国民からの支持を失いたくないというのは分かりますが・・・
谷垣氏に関しては、苦しい野党時代を経験したのに
総理大臣になれなかった点に関しては非常に同情していますが、
法務大臣としての谷垣氏に関しては評価できません。