地球上の生物全体が「愚か」であるのか
- 2009/01/06 01:02
- カテゴリー:その他
無期限更新停止を宣言したばかりでしたが、
どうしても書きたい心のモヤモヤがありましたので再びキーボードを打ちます。
ここ数日、前回の日記の事を受けて
人間のあり方・幸せとは何かという哲学的な事を考え続けました。
その結果、自分で出した答えが「人間とは愚かである」というものです。
そして、それを諦めてしまうのではなく、
自分で認め・受け入れるという事が大切なのだと感じました。
そもそも「愚か」という事は何なのか。
自らの種を滅亡に導くから?心の中に卑しい部分があるから?
長期に渡り繁栄を続けた恐竜は絶滅しました。
氷河期を生き抜いたマンモスもその後の生態系の変化に耐え切れず絶滅しました。
現在も動物・植物・昆虫を問わず数秒単位で絶滅している種があります。
確かに、絶滅の要因は外部的なものであり画一的にする事はできません。
しかし、それでも自らの力で乗り越えられず絶滅したという事実には変わりなく、
その部分では「愚か」だと言えなくも無いでしょうか?
また、アリやハチのような昆虫でさえ働くものと怠けるもの
(その役割は諸説ありますが敢えてこう表現します)がいます。
もしかしたら植物にも感情があり、そのような卑しい心を持っているのかもしれない。
そう考えた結果この世の全ての生物は「愚か」であるのではないかと辿り着きました。
だからこそ、人間だけが「愚か」という事を強調するのは間違っているのではないか?
そう感じます。
誰だって他の人より強くなりたい・偉くなりたい・人の事を蔑みたい。
しかし、こういう考えは「少しでも長く生き延びたい」という考えの延長であり、
それを卑しい考えだと非難する事はできるのか?
もちろん、人道に外れた事をするのはいけません。
残念ながらそういう考えを持ち行動に移してしまう人も数多く存在するのも事実です。
ただ、それが人間だけの行動であるという考えには疑問があります。
動物でさえメスを争いオス同士の殺し合いが存在する。
カマキリのように共食いをする生物も中には存在してしまう。
人間の行動と同一視する事は出来ませんが、
結局「生きるため」という所では本質的な事は変わらないのではないでしょうか。
人間が「愚か」だからといってそれ以外の生物は高尚なのか?
人間だけそれらの行為を「愚か」だと考える事はできません。
逆に考えれば、現在の危機を乗り越え
地球の寿命が続く限りは人間という種を残す可能性が存在する。
その時に初めて人間は「愚かではない」という存在になりえます。
残念ながら現状ではその可能性は極めて低く、
人間が「愚か」であるという私の考えは覆りませんが
私はその少しの可能性に信じたいです。
「愚か」であってもそれを認め・乗り越える事ができるのを祈りつつ・・・
ちなみに、地球自身が滅んでしまえば地球が「愚か」という考えにも行き着きます。
しかし、地球という宇宙の中でちっぽけな存在の論理を
宇宙の中で収めるのは傲慢ではないか?
という考えが浮かび敢えて地球のみで纏めました。
最後に本文とは離れますが斑鳩のラストメッセージで締めたいと思います。
<あなたは最善を尽くしました。私は、あなたのお役にたてましたか?>
<ありがとう・・・>