あのゲームのコミカライズ作品を寄贈
- 2025/01/04 20:00
- カテゴリー:国会図書館
施設自体がまだ開館していない新年早々。
少し早いですが国会図書館への寄贈を実施しました。
今回発送したのは私が数年前に寄贈したあのゲームの漫画です。
犬威赤彦氏のこみっくパーティーのコミカライズ全5巻。
メルカリで全巻セットを送料込みの\855で購入しました。
人気ゲームの作品だし出版社がメディアワークスだから国会図書館にもあるだろう。
そう思ってNDL SEARCHで検索したところ、まさかの未登録!
アンソロジーなどは登録されていたのでこれはショックでした。
この作者の他の作品は登録されているのですが。
思い出してみると、かつては『けいおん!』や『かんなぎ』といった有名作品でさえ納本されていない時期がありました。
(かんなぎの1~6巻は私が寄贈しました)
現在は状況が改善されていますが、それでも『僕の心のヤバイやつ』が特装版とはいえ
登録されていなかったという事例があります。
秋田書店という大手の出版社でこの状況。
自然に国会図書館へ納本する流れになるのはまだまだ時間がかかりそうです。
以前にゲーム自体を寄贈したのに漫画版が登録されていないのはまずい。
そう感じ慌てて単行本を入手しました。
最終巻の発売から20年近くが経過しているため新品は購入できませんでしたが、
入手できた単行本は綺麗なものでしたので良かったです。
(メディア芸術データベースと大阪府立中央図書館国際児童文学館では登録されていました)
私は当時、電撃大王の連載を追っていて単行本も1巻だけ購入しました。
しかし、私が大学進学で上京した頃にはkey作品やTYPE-MOON作品の台頭もあり、
こみパのブームは終わっていたと思います。
私がマリア様がみてるに夢中になったのもアニメ1期が放映開始した2004年1月からでしたっけ。
その後には新アニメが放映されたとはいえ、もうこの時にはこみパへ目を向けることはありませんでした。
それだけに2005年まで犬威氏が連載を続けていたことを後から知った時は凄いと感じました。
この雑誌でしたら作品自体のブームが沈静化したら連載を打ち切ってもおかしくないと思ったので。
(連載開始時期が近かったKanonのコミカライズは2002年に終了しました)
それにもかかわらずここまで続いたというのは、このコミカライズ自体の完成度が高かった証左なのでしょう。
絵が非常に上手く、個人的には今でも通用する画風だと思います。
・COMIC PARTY BONUS TRACK
・SMASH HIT'S PARTY
・LOVE IS A BATTLEFIELD
・WORLD WIDE LOVE
・BLISTAR
・BOOTLEG
犬威赤彦氏が自身の同人サークルであるMIX-ISMで頒布された同人誌一式の前編です(2005年分まで)。
一部同じ漫画が重複しており、また成人向けの作品もありますがまとめて寄贈します。
なお、『COMIC PARTY BONUS TRACK』は公式の冊子ですが、応募者全員サービスの非売品であるためこちらに含めます。
当時から犬威氏が電撃大王での開始前にこみパの漫画を描かれていたのは知っていました。
この同人誌の完成度の高さからコミカライズの白羽の矢が立ったのでしょうか。
初期の作品でありながら成人向けは現在でも使える(何に?)色っぽさがありますし。
ちなみに連載中はこみパの同人誌の頒布を控えられたようです。
中にはコミカライズの担当中でも自らのサークルで担当作品の同人誌を頒布される方がいらっしゃいます。
ですのでこのプロ意識の高さは偉いと感じました(他のゲームの同人誌は作成されていましたが)。
・After Party
・20th PARTY
・SUMMER PARTY IS BACK!!(サマーパーティー イズバック!!)
・SUMMER PARTY SENSATION!!(サマーパーティー×センセーション!!)
MIX-ISMから頒布された同人誌一式の後編になります。
2009年のものから昨年の夏コミ(2024年)に発表されたものまで作品の年代は幅広いです。
ゲームの発売から25年以上経ちましたが、現在も犬威氏はこみパの同人誌を作成されていらっしゃいます。
今の私はこみパのファンではありませんが、それでも当時を知る人間ですのでこの姿を見て嬉しく感じます。
犬威氏にとっても初めての連載漫画でしたから思い入れが強いのでしょう。
唐突な話になりますが、本来でしたら今回の寄贈品は昨年末に発送できていたはずでした。
ですが私の保管ミスから『20th PARTY』の本を損傷させてしまう事態に。
上の写真では分かりにくいですが、裏表紙の赤丸部に大きな折り目ができてしまいました。
6枚目までの写真の撮影後、国会図書館からの寄贈受入の連絡が届くまでダンボールにこの本を入れて保管していました。
恐らく中に入れる際に誤って裏表紙を折り曲げたまま本を重ねてしまったのでしょう。
そうしてこの状態で放置し続けること1週間。
発送のために資料を取り出した時には誰が見ても一目で分かるほどの折り目ができてしまう状態に。
慌てて逆に折って直そうとしましたが既に修復不可能な折り目になっていました。
泣く泣くまんだらけで同じ作品を購入することに。
その金額は税込みで\660、同人ショップの新品の委託販売より安価とはいえ少し痛い金額です。
すぐに入手できたのは不幸中の幸いではあります。
ただ、まんだらけから届いた本も決して良い商品状態ではありませんでした。
表表紙の左上に大きな傷が付いています。
また、光を当てると分かるのですが、それ以外にも大きな傷が数多く存在していました。
最初はこの状態に納得できず、もう一度同じ資料を入手してからこみパ関係の寄贈を行なおうと考えていました。
しかし、気軽に何度も購入し直せるほど安い作品ではなく、それに加え今回の本も中身に問題はありません。
頒布から5年以上経過している作品ですから他の中古品でも同じような状態になっている可能性が高いです。
そもそも、今回は『サマーパーティー×センセーション!!』にも資料の状態に不満がありました。
(表表紙から見て左下の部位に凹みが数ページ分存在していました)
これ以上資料の品質にこだわっても際限がないと判断し、妥協して国会図書館へ発送することを決めました。
先日コミックマーケット105に参加して、綺麗な状態で同人誌を持ち帰るのは大変であると身に染みて感じたのもあります。
その際に発生した破損よりは小さいから大丈夫であると自分で自分を納得させました。
資料の破損というトラブルに見舞われ大変な目に遭った今回。
予定が狂いましたが、発送の準備はいつも通り進められました。
それでは、国会図書館へ向けていざ出発!
発送前、ヤマト運輸の窓口の方から「いつものやつですね」とお声をかけられました。
どうやら私はここの営業所の常連客みたいです。
発送は数ヶ月に1回ですので頻繁に利用しているという認識はありません。
それでも、担当者にとっては『国会図書館へ荷物を発送される人』ということで印象が強いのでしょう。
確かに普通の人は国の機関へ何度も荷物を送るようなことはしません。
そうした理由からでしょうか、私が知らないうちに顔馴染みの名物客になってしまいました。
色々な出来事がありましたが、これでこみっくパーティー関係の寄贈は完了です。
ですが、国会図書館から寄贈受入の連絡が届いているものの、諸事情により発送できていない資料がまだ残っています。
滞っている理由が解消したら早急に寄贈を進めるようにしましょう。
少し早いですが国会図書館への寄贈を実施しました。
今回発送したのは私が数年前に寄贈したあのゲームの漫画です。
犬威赤彦氏のこみっくパーティーのコミカライズ全5巻。
メルカリで全巻セットを送料込みの\855で購入しました。
人気ゲームの作品だし出版社がメディアワークスだから国会図書館にもあるだろう。
そう思ってNDL SEARCHで検索したところ、まさかの未登録!
アンソロジーなどは登録されていたのでこれはショックでした。
この作者の他の作品は登録されているのですが。
思い出してみると、かつては『けいおん!』や『かんなぎ』といった有名作品でさえ納本されていない時期がありました。
(かんなぎの1~6巻は私が寄贈しました)
現在は状況が改善されていますが、それでも『僕の心のヤバイやつ』が特装版とはいえ
登録されていなかったという事例があります。
秋田書店という大手の出版社でこの状況。
自然に国会図書館へ納本する流れになるのはまだまだ時間がかかりそうです。
以前にゲーム自体を寄贈したのに漫画版が登録されていないのはまずい。
そう感じ慌てて単行本を入手しました。
最終巻の発売から20年近くが経過しているため新品は購入できませんでしたが、
入手できた単行本は綺麗なものでしたので良かったです。
(メディア芸術データベースと大阪府立中央図書館国際児童文学館では登録されていました)
私は当時、電撃大王の連載を追っていて単行本も1巻だけ購入しました。
しかし、私が大学進学で上京した頃にはkey作品やTYPE-MOON作品の台頭もあり、
こみパのブームは終わっていたと思います。
私がマリア様がみてるに夢中になったのもアニメ1期が放映開始した2004年1月からでしたっけ。
その後には新アニメが放映されたとはいえ、もうこの時にはこみパへ目を向けることはありませんでした。
それだけに2005年まで犬威氏が連載を続けていたことを後から知った時は凄いと感じました。
この雑誌でしたら作品自体のブームが沈静化したら連載を打ち切ってもおかしくないと思ったので。
(連載開始時期が近かったKanonのコミカライズは2002年に終了しました)
それにもかかわらずここまで続いたというのは、このコミカライズ自体の完成度が高かった証左なのでしょう。
絵が非常に上手く、個人的には今でも通用する画風だと思います。
・COMIC PARTY BONUS TRACK
・SMASH HIT'S PARTY
・LOVE IS A BATTLEFIELD
・WORLD WIDE LOVE
・BLISTAR
・BOOTLEG
犬威赤彦氏が自身の同人サークルであるMIX-ISMで頒布された同人誌一式の前編です(2005年分まで)。
一部同じ漫画が重複しており、また成人向けの作品もありますがまとめて寄贈します。
なお、『COMIC PARTY BONUS TRACK』は公式の冊子ですが、応募者全員サービスの非売品であるためこちらに含めます。
当時から犬威氏が電撃大王での開始前にこみパの漫画を描かれていたのは知っていました。
この同人誌の完成度の高さからコミカライズの白羽の矢が立ったのでしょうか。
初期の作品でありながら成人向けは現在でも使える(何に?)色っぽさがありますし。
ちなみに連載中はこみパの同人誌の頒布を控えられたようです。
中にはコミカライズの担当中でも自らのサークルで担当作品の同人誌を頒布される方がいらっしゃいます。
ですのでこのプロ意識の高さは偉いと感じました(他のゲームの同人誌は作成されていましたが)。
・After Party
・20th PARTY
・SUMMER PARTY IS BACK!!(サマーパーティー イズバック!!)
・SUMMER PARTY SENSATION!!(サマーパーティー×センセーション!!)
MIX-ISMから頒布された同人誌一式の後編になります。
2009年のものから昨年の夏コミ(2024年)に発表されたものまで作品の年代は幅広いです。
ゲームの発売から25年以上経ちましたが、現在も犬威氏はこみパの同人誌を作成されていらっしゃいます。
今の私はこみパのファンではありませんが、それでも当時を知る人間ですのでこの姿を見て嬉しく感じます。
犬威氏にとっても初めての連載漫画でしたから思い入れが強いのでしょう。
唐突な話になりますが、本来でしたら今回の寄贈品は昨年末に発送できていたはずでした。
ですが私の保管ミスから『20th PARTY』の本を損傷させてしまう事態に。
上の写真では分かりにくいですが、裏表紙の赤丸部に大きな折り目ができてしまいました。
6枚目までの写真の撮影後、国会図書館からの寄贈受入の連絡が届くまでダンボールにこの本を入れて保管していました。
恐らく中に入れる際に誤って裏表紙を折り曲げたまま本を重ねてしまったのでしょう。
そうしてこの状態で放置し続けること1週間。
発送のために資料を取り出した時には誰が見ても一目で分かるほどの折り目ができてしまう状態に。
慌てて逆に折って直そうとしましたが既に修復不可能な折り目になっていました。
泣く泣くまんだらけで同じ作品を購入することに。
その金額は税込みで\660、同人ショップの新品の委託販売より安価とはいえ少し痛い金額です。
すぐに入手できたのは不幸中の幸いではあります。
ただ、まんだらけから届いた本も決して良い商品状態ではありませんでした。
表表紙の左上に大きな傷が付いています。
また、光を当てると分かるのですが、それ以外にも大きな傷が数多く存在していました。
最初はこの状態に納得できず、もう一度同じ資料を入手してからこみパ関係の寄贈を行なおうと考えていました。
しかし、気軽に何度も購入し直せるほど安い作品ではなく、それに加え今回の本も中身に問題はありません。
頒布から5年以上経過している作品ですから他の中古品でも同じような状態になっている可能性が高いです。
そもそも、今回は『サマーパーティー×センセーション!!』にも資料の状態に不満がありました。
(表表紙から見て左下の部位に凹みが数ページ分存在していました)
これ以上資料の品質にこだわっても際限がないと判断し、妥協して国会図書館へ発送することを決めました。
先日コミックマーケット105に参加して、綺麗な状態で同人誌を持ち帰るのは大変であると身に染みて感じたのもあります。
その際に発生した破損よりは小さいから大丈夫であると自分で自分を納得させました。
資料の破損というトラブルに見舞われ大変な目に遭った今回。
予定が狂いましたが、発送の準備はいつも通り進められました。
それでは、国会図書館へ向けていざ出発!
発送前、ヤマト運輸の窓口の方から「いつものやつですね」とお声をかけられました。
どうやら私はここの営業所の常連客みたいです。
発送は数ヶ月に1回ですので頻繁に利用しているという認識はありません。
それでも、担当者にとっては『国会図書館へ荷物を発送される人』ということで印象が強いのでしょう。
確かに普通の人は国の機関へ何度も荷物を送るようなことはしません。
そうした理由からでしょうか、私が知らないうちに顔馴染みの名物客になってしまいました。
色々な出来事がありましたが、これでこみっくパーティー関係の寄贈は完了です。
ですが、国会図書館から寄贈受入の連絡が届いているものの、諸事情により発送できていない資料がまだ残っています。
滞っている理由が解消したら早急に寄贈を進めるようにしましょう。
月末金曜日
新年早々お疲れ様です。
私も今年は漫画寄贈の年にしたいと考えており、年末年始は蔵書の把握と整理に費やしておりました。
>まさかの未登録!
漫画は全般的に安定して納本されておりますが、REXコミックスや電撃コミックスは00年代中盤までは歯抜けが結構多い印象です。
私も気が付いたものは度々送っているんですが、国会図書館では表紙が廃棄されてしまうので希少なものは送りづらいのが難点です。
表紙帯付きで預かってもらえる施設と二段構えに出来ると良いんですが…