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コミックマーケット105(C105)の体験談及び感想

  • 2025/01/03 20:46
  • カテゴリー:その他


昨日、戦利品のご報告(その1その2)をした2024年12月29日に開催されたコミックマーケット105(C105)。
今回はイベントそのものへの体験談及び感想を述べます。

なお、私が参加したのは1日目(12/29)だけです。
また、コミケは夏コミと冬コミではもちろん、同じ冬コミでも毎回状況が異なるので参考程度でご覧ください。



1. リストバンド型参加証での現地の到着から東京ビッグサイトへ入場するまでの時間

今回のC105で現地に到着してから東京ビッグサイト内に入場するまでの時間は下記でした。
アーリーチケットを申し込んでいましたが、残念ながら落選してしまったためリストバンド型参加証での入場となります。
私は主目的が海氏(ティアラ)の作品でしたので、入場口は東4~6ホールを選択しました。


7:31 りんかい線新木場行きの電車が国際展示場駅に到着。少し手間取りつつも東棟屋外臨時駐車場へ向かう

7:50頃 東新展示場棟(東7ホール)付近でリストバンド型参加証を装着

8:10頃 東棟屋外臨時駐車場で列が形成される。私が並んだのは『5の6』列の前方に

11:17 入場のために列の移動が開始

11:32 東展示棟に入場完了(ガレリアの東6ホールの出入口から4~6ホールの展示棟へ入場)





以上が現地に到着してからビッグサイト内に入場できるまでの時間です。
改めて振り返ると駅に到着してから約4時間後でしたか。
もちろん冒頭でも述べた通り、毎回状況が異なるので時間が前後すると思いますがご参考頂ければ幸いです。

ペナルティーが怖かったので7:30を目安に到着しましたが、この感じでしたら7:00付近に現地に着いても問題なさそうです。
次回はもう少し早めに並びたいと思います。


2. 当日の防寒対策

冬コミは屋外で長時間待機するので防寒対策が必須であると聞きました。
そのために実施したのは下記です。


・ダウンジャケット

・マフラー

・ユニクロのヒートテックライニンググローブ/ストレッチ

・ニット帽

・ユニクロの超極暖ヒートテッククルーネックT超極暖ヒートテックタイツ/前開き

・超極暖ヒートテッククルーネックTへ貼るホッカイロを腹部と背中の首元、背中の腰に使用

・マスク



幸いにも当日は快晴で、(F県に比べれば)比較的暖かい一日でしたので特に寒いとは感じませんでした。
列での待機中はニット帽を取ったくらいでしたし。
元日の南湖公園での初日の出で待機していた20~30分の方がよっぽど寒かったです。

建物内は暖房が利いているので、この服装ですと入場後はむしろ暑くて仕方ありません。
私は正午頃には既にマフラーと手袋、ニット帽の全てをリュックの中にしまいました。
ダウンジャケットすら暑くて脱ぎたいと思っていました。

人によっては、私のようにニット帽をかぶると髪が崩れてしまう方がいらっしゃるかもしれません。
その際は入場後にトイレの手洗い場で髪を直すのをおすすめします。
待機中の仮設トイレは非常に混雑しますが、施設内のトイレは余裕があります。


3. リストバンド型参加証はしっかり身に着ける

入場のために必要となるリストバンド型参加証。
前述の通り、列に並ぶ直前の東新展示場棟(東7ホール)付近には装着を呼びかける看板があり、そこで身に着けます。

この時のリストバンドの付け方ですが、手首に接するくらいしっかりと身に着けましょう。
私は左腕に装着してしまいましたが、腕時計を使用しているとリストバンドが見えなくなってしまうため
今回のカタログの表表紙のように右腕に着けるのが無難です。

圧迫されるのできついのが嫌だという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが隙間がある緩い状態ですと手首からリストバンドが外れ、紛失に繋がる可能性があります。
実際、私が列に到着した際も「リストバンドがなくなった方がいます」というスタッフの方による呼びかけがありました。

余談ですが、リストバンドの材質は結構硬いため、手で破るのは難しいです。
イベント後に外されたい方はハサミの持参をおすすめします。
私は帰り道で廃棄するのを諦め、自宅に到着するまで身に着けていました。


4. 待機中は立ったり座ったりして腰への負担を軽減

今回、東棟屋外臨時駐車場の列で入場まで3時間半ほど待ちました。
待機中は同じ姿勢を続ける必要はありません。
立ったり座ったりを繰り返して腰への負担を軽くしましょう。
長時間座りっぱなしですと腰を痛めます。

また、指定の時間(私の『5の6』列では10:20)までは移動が自由です。
気晴らしを兼ねて周辺を散歩するのをおすすめします。


5. 東棟屋外臨時駐車場に設置されている仮設トイレに入れるまでの時間

東棟屋外臨時駐車場の端には仮設トイレが大量に用意されていました。
ただ、参加者の数はそれ以上であるため利用できるまでには時間がかかります。

私は9:25頃に列に並びましたが、実際に入れたのは9:55頃でした。
待ち時間は30分程度という感じでしょうか。
列の移動は早いのですが、利用者の多さからなかなかトイレに到着できません。

仮設トイレの出口には手洗い場がありましたが、私が利用しようとした時は水がなくなっていたためか、
蛇口を回しても何も出ませんでした。
多くの方が仰るようにトイレは事前に済ませることを強くおすすめします。


6. 意外と使用頻度が高かった500円玉と1000円札

イベント時にサークルの方へ支払うために必要となる小銭。
参加された皆様も恐らくこの日のために用意されていらっしゃったと思います。
(筆者は1ヶ月ほど前から準備をしていました)

実際に参加して分かりましたが、当日は100円玉よりも500円玉や1000円札を使用した場面が多かったです。
ジャンルやサークルにもよりますが、私が足を運んだスペースは1冊500円の作品が中心でした。
もちろん複数の作品を購入する際は100円玉が必要になる可能性が高いです。
それでも、その場合は4桁になる時が多いので1000円札も組み合わせて使うと思われます。

何も分からない状態でしたので、私は100円玉と1000円札を多めに用意しました。
現地では500円玉や1000円札を使う方がスムーズに会計が進んだので、1000円札を多めにしたのは良い判断でした。
その反面、500円玉は3~4サークル目で尽きてしまったので、次回はもう少し多めに揃えて臨みます。
100円玉は一枚一枚数える手間があったためあまり使いませんでした。

ちなみに、1000円札を用意するため、コミケ数日前に10000円札で料金を支払う場合があるかもしれません。
その際のお釣りには5000円札が含まれている時が多いので気を付けましょう。
そのようなことをしなくても早めにATMで1000円札だけで引き出せば済む話ですが。


7. 購入した同人誌の運搬方法

購入した同人誌を運搬するため、私は今回、三万石の紙袋とクリアファイル2枚、
汚れ付着防止のための大きなビニール袋を用意しました。
グッズを購入される方はもっと大きめの袋が必要になりますが、私は同人誌だけでしたので適当な大きさだったと思います。

特に運搬でのトラブルは発生しませんでしたが、帰宅後に戦利品を確認すると
1冊だけ本の裏表紙の背側下部の角に凹みがありました。
優先順位がそれほど高くない作品で良かったですが、主目的の作品で発生していたら大惨事でした。
恐らく移動中にクリアファイルの角が潰れ、それの影響で本の角も曲がってしまったのかもしれません。

次回は紙袋に入れる際にクリアファイルで本をまとめるのはやめます。
職場などで使われるファイルケース(ファイルボックス)を用意したいと思います。
そして使用した紙袋も三万石の菓子用のものでしたので強度が足りず危なかったです。
家に同じような大きさの紙袋がなかったのもありますが、コミケでは少し硬めの袋を使うようにします。

ビニール袋でクリアファイル内の同人誌を包んだのは好判断でした。
これは次回参加時も継続しましょう。


8. 建物の入場口に人気作品のサークルを配置するのは勘弁してほしい

"1"でも述べましたが、東4~6ホールの入場口を選択した方は東6ホール側から入る流れになります。

咲-Saki-島へ向かう時は気になりませんでしたが、東6ホールを通って東7ホールから東2ホールへ移動しようとした際は
あまりの人の多さで身動きが取れない状態になりました。
現地でもスタッフのアナウンスがありましたが、一度屋外へ脱出して人がそれほど多くないジャンルの島へ大回りし、
それでようやく東2ホールに到着できたという感じです。

なんで東6ホール付近に人が多いかというと、実はここはHoYoverse(miHoYo)作品の島だったのですよね。
手元のカタログを読み返しましたが、この辺り(東セ~テ)は原神やゼンレスゾーンゼロ、
崩壊:スターレイル、崩壊3rdのスペースになります。

大量の参加者が流れる出入口付近にプレイヤー数の多い作品(会社)のサークルを配置。
そりゃ人混みにならない方がおかしいですって!
明らかに咲-Saki-島付近(東リ)とは人の数が違っていました。

この日の参加者の流れからすると、東4~5ホール目をHoYoverse系にした方が良かったのではないでしょうか。
西展示棟→東展示棟で移動する参加者も多いですが東4~6ホールを選んだ列の方の人数に比べればマシだと思うので。
準備会もジャンルの配置には苦慮していると思いますが頑張ってほしいです。


9. うんざりした企業ブースの人の多さ

東6ホールの人の多さに参りましたが、西展示棟と南展示棟の企業ブースの参加者の数はそれ以上でした。
私が足を運んだのは13:30~14:15頃だったと思いますが、この時間帯でも満員電車並の人入りに。

ホールに入る前は

「特に目的の企業はないけど、せっかくだから適当に色々回ってみるか」

と考えていました。
しかし、この人の山を見た直後にはその気持ちが完全に失せてしまい、
数分後には既に出入口に引き返していました。

かつてのCAVEブースのように目当ての企業があれば頑張ったかもしれません。
ですが私のように何も考えずにふらっと回ろうとする人間ではその気力は湧いてきませんでした。
過去に参加した7~8年前は落ち着いて楽しめたのですが。
私が知らない間に取り巻く環境が大きく変わったのだと痛感します。


10. オシーロさんとのご挨拶

イベント前に連絡を取り合い、当サイトでいつもお世話になっているオシーロさんと現地でお会いしました。
お忙しく数分お話をした程度でしたがご挨拶ができて良かったです。

次回もご都合が合えばお会いしたく存じます。
この度はお時間を頂きましてありがとうございました。


11. 無理をしている来場者数

C105の来場者数は1日目(12/29)が15万人、2日目(12/30)が15万人で合計30万人となりました。

 

コミックマーケット準備会の2024年12月29のツイートと2024年12月30日のツイートより引用

注目したいのは、これは5時間半(1日目の企業ブースは6時間半)という限られた時間の中で叩き出した数であることです。
こんな短時間、しかも参加者の勝負は最初の1~2時間となれば人があふれる状態になるのも頷けます。

日本という国で東京ビッグサイトより収容人数が多い展示場は存在しません。
色々問題はありますが、無理をしながら毎回このイベントを開催しているのでしょう。
仮に以前のように3日制に戻しても、今回の30万人が10万人ずつに分割されるわけではありません。
COVID-19の蔓延前から来場者の対応に悩まされていましたから綱渡りの状態が続いているのだと感じます。


12. イベント単体としては博麗神社例大祭の方が楽しかった

今回の冬コミでは主目的の作品を入手し、また様々な方とお会いできて非常に楽しかったです。
これらはWeb上での活動では決して味わえないイベントならではの醍醐味でしょう。

ただ『イベント単体(イベント自体)』の楽しさは博麗神社例大祭の方が上だったと思います。
スタッフとして参加したのもありますが、例大祭は参加者全員でイベントを盛り上げて楽しもうとする一体感がありました。
一方のコミケは参加者数の多さから、私を含めイベントに対する目的や向いている視線がそれぞれ異なります。

楽しかったのは事実ですが「コミックマーケットいうイベントそのものを楽しめたか」というと少し首を傾げてしまいます。
イベント前は課題を消化しなければいけないという圧迫感もありました。
大変な面もありましたが、目の前の仕事に夢中になっていた例大祭の方が精神的に楽だったかもしれません。

もう少しコミケに慣れてくれば気持ちに余裕が生まれるのでしょうか。
今は目的を達成するだけで一杯一杯です。



コミックマーケット105(C105)についての体験談及び感想は以上になります。
不満に感じた点もありましたが、目的はほぼ全て達成できましたし現地に足を運んで良かったです。


次回のコミックマーケット(C106)は夏コミですがどうしましょう。
炎天下で長時間並びますから今回以上に事前の準備が重要になります。
開催日は既に42歳になっていますし耐えられる体力があるかどうか不安です。
夏のゴルフラウンドを経験していますが、それとはまた違う厳しさがあると思います。

C106では二飜縛りさんが咲-Saki-の須賀京太郎本を作成される予定ですので、
是非直接スペースへお伺いしご挨拶したいのですけどねえ。
他に参加されるサークルの情報を考慮して検討します。

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