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『遜色ない』と『匹敵する』という言葉の意味合い

  • 2024/10/08 20:35
  • カテゴリー:その他
最近とある作品で非難の声が上がった『遜色ない』と『匹敵する』という言葉。
どちらも似たような言葉ですが実際の意味は何だろうと気になったので、
手持ちの旺文社国語辞典 第十二版で調べてみました。

遜色:劣っていること。見劣り

匹敵:能力や地位などが同じくらいであること。肩をならべること


辞書の記述から考えると『遜色ない』は『劣っていない』という意味です。
比較対象と同等、また場合によってはそれ以上の存在であるという可能性もあります。
そして『匹敵する』は『同程度・肩を並べる』という意味に。
対象と比較して『同等か僅かに劣っている、もしくは若干上回っている』というニュアンスを感じました。
『遜色ない』と『匹敵する』は同じような表現ですが、言葉の意味を厳密に定義すると
結構意味合いが変わってしまいます。


まあ、問題の文章を作成された方が辞書を引き、上記のような言葉の定義したとは全く思えないのですけどね。
商売上仕方ないとはいえ、携わった作品の世界観も納得がいく説明をしたとは言い難いですし。

そもそも、いくら公式サイトで設定が記載されても劇中でそれが描写されなければ意味がありません。
コンテンツを楽しむ方全員が公式サイトを閲覧される訳ではありませんし。
スペックだけ誇っていても実際にそれを受け手に感じさせることができなければただの張りぼてです。


確かに単語の意味を1つ1つ定義するのは大変です。
人によっては堅苦しく感じる方もいらっしゃるでしょう。

それでも、創作では同じ言葉でも人によっては微妙に受け取り方が変化してしまう場合があります。
ある程度意味を固めておくに越したことはありません。
難しいですが、当サイトの記事も辞書を引いて適確な意味の単語を選び、そして使っていくようにします。

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