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改めて感じたドラクエIIの世界観の素晴らしさ

  • 2024/07/10 21:41
  • カテゴリー:ゲーム
ラスボス前で止まっていたスマートフォン版のドラクエIIをクリアしました。


  

レベルを45まで上げたおかげでラスボスも苦戦することなく撃破。
最後の方は攻撃魔法を唱える余裕さえありました。
実際、最後の一撃は王女のイオナズンになりましたし。

それでも、戦闘中盤にサマルトリアの王子がはげしい炎を喰らって一度死んでしまいました。
次のターンにムーンブルク王女のザオリクで問題なく復活させましたが、
この時は楽勝ムードで明らかに気が緩んでいたと思います。
もしこの時に炎が連続で来ていたらどうするつもりだったのですかねえ(汗)。



クリアをしたのでプレー全体の感想を述べます。

今回は船の入手直後にいきなりきんのカギを取りに行くという無粋な真似はせず、
開発者が想定したと思われる順番で進めました。
城や町の人々からの情報をまとめると、

ラダトーム→竜王の城→大灯台→聖なるほこら→ベラヌール→デルコンダル→ザハン→(ペルポイ)→テパ

が正規ルートであると思われます。


プレーを通して一番辛かったのは竜王の城~大灯台でした。
ルプガナまでと比較すると敵がワンランク強くなるのですよね。
ラダトームに到着した直後でレベル20弱でしたが、この時の強さでは竜王の城の探索さえ行えませんでした。

仕方がないので安全に進めるようになるまで経験値稼ぎを実施。
数時間かけてレベル25程度まで上げました。
お金もどんどん貯まっていきますが、ルプガナとラダトームではこの状況を覆す武器と防具は購入できません。
レベルを上げる以外に強化できる手段がないのは苦しかったです。

しかし、ここでしっかりレベル上げをしたおかげで大灯台攻略後はスムーズにストーリーを進められました。
サクサク敵を倒せるようになり、それに伴いレベルも面白いように上がっていきます。
さすがにロンダルキアへの洞窟後半とロンダルキア大地のモンスターには苦戦しましたが、
全く歯が立たないという訳ではありませんでした。
そこで少し我慢して経験値を稼いでいれば互角に渡り合えるようになりますし。
急いでクリアするつもりがなければ、スマートフォン版ではレベル40まで普通に上がってしまうと思われます。


次にこのゲームの世界観について。

前作からラダトームや竜王の城といった建物、そして勇者ロトといった名称が引き続き登場しています。
ですが私が印象に残ったのはこのセリフでした。

 

「ラダトームの地にお帰りなさいませっ!」

これを見た時、

「ああ、ドラゴンクエストIIは初代ドラゴンクエストの正式な続編なのだな」

と強く心に打たれました。
(ファミコン版では「おおっ!やはり そうでしたか!おかえりなさいませっ!」というセリフです)

ロトの血を引く者達がラダトームに帰ってきたというシチュエーションは非常に感慨深いものがあります。
ゲームの発売から38年後にプレーした私でさえそのように感じるのですから、
リアルタイムで初代からプレーしていた方にとってはこの上ない演出だったのではないでしょうか。
プレイヤーである私もこのセリフを聞いて少し嬉しくなりました。

昨年書いた記事で

「ドラクエIIは難易度の話ばかりでなく、もっとストーリーについても目を向けてほしい」

という内容を述べました。
確かにファミコン版は難しくそこまで目を向けられなかったかもしれません。
クリアするだけでも一杯一杯だったと思います。

しかし、スーパーファミコン版以降はバランスが良くなり、こうした細かな演出や世界観を楽しむ余裕が生まれました。
オリジナル版が至上という方も、一度はリメイク作品に触れ
『ドラゴンクエストII』という作品が持つ魅力を再発見してほしいです。



クリアをした現在はサマルトリアの王子の一人旅に挑戦しています。
始める前からラスボスが倒せるかどうか不安ですが、スーパーファミコン版で達成された方を確認しています。
スマートフォン版でも大丈夫ではないでしょうか、たぶん。
(ファミコン版はラスボスに打撃が通らず、攻撃魔法も効かないため撃破不可能のようです)


現時点では海底の洞窟まで進めました。
ただ、洞窟の敵が強く少し厳しい状態なので今は満月の塔でレベル上げをしています。
オリジナル版から弱体化したとはいえあくまのめだまのふしぎなおどりが怖い。

MPが尽きる事前提でちからのたての回復を頼りに進むのもありかもしれません。
じゃしんのぞうさえ入手できればその後は全滅しても大丈夫ですし。
適当なタイミングでレベル上げを切り上げ探索を始めるようにします。



■おまけ

ラスボスの撃破後はローレシアで王様に話しかければゲームクリアです。
ただ、玉座のある2階では階段から下に進めると、兵士や大臣などの背中から話しかける事ができます。
そして、この状態で王様に話しかけると下の画像のような会話に。

 

きちんと正面から話すようにと王様から叱られてしまいます。
スタッフの遊び心が垣間見えますね。

なお、王様の正面に近づくとサマルトリアの王子とムーンブルクの王女はパーティーから離れます。
ですがこの状態でもローレシアの王子の操作は可能です。
階段を下りれば2人は再び隊列に戻ります。
自分から王様に話しかけなければエンディングには突入しません。


余談の余談です。

エンディングが終わると、スマートフォン版では上の画像の場面でオートセーブされます。
ラスボス撃破後に「〇〇に話しかけるのを忘れてしまった!」という事態が発生しても、
こちらから復帰すれば再び世界を回る事が可能です。
オートセーブですのですぐに消えてしまいますが、エンディング終了直後に気が付けば
再びラスボスを倒す必要はありません。

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