デススマイルズ対応スティックレビュー(ただし中古)
- 2014/03/07 00:50
- カテゴリー:ゲーム
遂にスティックを自作する手間に耐えきれず買ってしまいました、RAPを。
購入したのはデススマイルズ対応スティック(通称:デスマ棒)。
ヤフオクで落札した中古の物です。
かかった金額は、
\4,100(落札金額)+ \700(送料)+ \210(UFJ手数料)の計\5,010。
UFJ銀行の手数料が痛かったですがそれ以外は妥当な金額でしょう。
実はXBOX360もスティックを自作しようとしたのですが、
このスティックが\3,000で出品されているのを見て、
「この金額なら買った方が早くて良いんじゃね」 と魔が差し購入を決意しました。
私が作りたかったのもデスマ棒似の物でしたし、
この金額でしたらガワやアクリル板、塗料を購入するより安く済むと思ったので。
スティックは標準三和レバーではありませんが別にかまいません。
どうせ後でセイミツレバーのLS-32-01に交換しますから。
まとめWikiでも基板を外せば交換可能とありますし大丈夫でしょう、多分。
ボタン配置は人気のあるノアール配置ではありませんがこの配置でしたら十分。
VXシリーズの配置よりは好みですし、
少なくとも初代RAPの配置と比べたら遙かにマシだと思います。
続編のデススマイルズIIX対応スティックはノアール配置ですが、
肝心のゲームにいい思い出が無いのと絵柄が気に入らないので脚下。
天板の方はさすがに中古だけに傷が目立ちます。
この傷を見た時は
「ケチらず同時に出品されていた高い奴を買えば良かったかな」
と少し後悔しました。
ただ、中古スティックに後\2,000~3,000払うのは
かなり抵抗があったのでこれで妥協する事にします。
それにしても、Amazonのレビュー通り、
見事に天板の印刷面がむき出しになっていますね。
このような傷が付くのも十分頷ける話です。
印刷を傷をつけたくないのでしたら
カッティングシートなど保護シートを貼るのが必須だと思います。
この状態で天板を保護する意味があるのか微妙な所ですが
後でカッティングシートを貼る事にします。
多分大丈夫だと思いますが、
ジャンク品と書かれていたので念のため動作確認を行います。
箱にしまってあるXBOX360を出すのは面倒くさいのでPCのUSBに繋いで確認・・・
と思いましたが上手くいきません。
調べてみると、どうやらPCで動かすには非公式ドライバが必要なようで。
早速ダウンロードしてドライバをインストールしました。
そして、ドライバと一緒に付いてきた
x360csai.exeを起動してI/O チェックをする事に。
ボタンを押して赤丸で囲んである部分の数値が変わればOKでしたが、
無事にボタンが反応してくれました。
中の基板も目的なだけに反応が無かったら泣けてきます。
スティックの自作や改造をしていると、
アーケードゲームのテストモードのI/Oテストの必要性を痛感しますね。
家庭用ゲームをプレーしているだけですとほとんど感じないのですが。
さて、一番上の写真を見て頂くと分かるのですが、
落札したデスマ棒はボタンとレバーボールが標準品とは異なります。
出品者に詳しい事を聞こうとしても
『頂き物なので私ではわかりません』と返されただけ。
ただ、三和かセイミツのボタンである事は間違いなく、
それが今回この商品を落札した理由でもあります。
HORIボタンは押し心地が(耐えられないほどではありませんが)良くありませんし、
ボタン代も1個につき\200程度かかります。
デスマ棒(というかRAP)はボタン穴が8ヶ所ありますから
その費用も意外と馬鹿になりません。
ただ、業務用のボタンである事だけは確信しましたが、
型式に関しては中身を開けるまで全く分かりませんでした。
ボタンの押し心地で『HORIボタンでは無いな』という事は分かりましたが。
昔キャリバースティックを使っていたので分かりますが、
あのボタンは何か安っぽい感じがするのですよね。
言葉で表現するのは難しいですが
使った事がある方でしたらきっと分かるはず(爆)。
何はともあれ、開けてみない事には何も分かりません。
早速開けてみる事にしましょう。
こちらのブログで予習しましたから準備はOK!
まずは裏面のプラスネジを8ヶ所はずすだけ。
ここまでは簡単です。
よく見てみると上の方にアース線があります。
スティックにここまでやるか・・・と思い少し感動。
余談ですが、前述のブログを見るまでアース線の正しい接続方法が分かりませんでした。
開けた時にはアース線がぶらんぶらんになっていましたし。
さて、私の写真では分かりませんが六角ナットで固定されているネジが6ヶ所あります。
六角ナットの大きさはバーチャスティックと同じ7mmですので
持っていたナットドライバーでさらに開けていきます。
はい、開きました。
レバーとボタンの部分を拡大してみます。
はい、勘の良い方はこの時点でこの部品の名前が分かるでしょう。
ここからさらにレバーとボタンの部分を拡大しましょう。
はいっ、もう分かりましたね。
レバーはセイミツのLS-32、ボタンもセイミツのPS-14-KN。
レバーとボタン共にセイミツ製で気分はまさにRAP EX-SE!
デスマ棒を落札したと思ったらRAP EX-SEが届いたでござる。
まさに『超ラッキー!(朝日奈さん風)』って感じです。
セイミツレバーだと分かった瞬間は天板の傷の事が吹き飛ぶくらい嬉しかったです。
ボタンだけではなくレバーまで改造されているとは夢にも思いませんでした。
おかげでレバーを交換する手間と費用が省けましたし良かった良かった。
レバーの配線にしっかりとしたファストン端子を圧着していますし、
相当手間暇をかけたであろう一品だと感じます。
それだけに、ここまで手間をかけた改造スティックを売りに出すというのは謎です。
よっぽど金銭的に切羽詰まったのでしょう。
通常は買い取り拒否になる改造スティックを買い取る方も買い取る方ですが。 セイミツのレバーとボタン(しかもネジ式)を使ったという事は、
前の持ち主はきっと先ほど紹介したブログを見ながら改造したのでしょう。
レバーの配線に丁寧に目印が付いている所からもそれを感じます。
ただ、レバーのベースはブログで紹介されていたSSベースではなく、
平らなセイミツベースなのが不思議ですが。
ここまで参考にしたのにここだけ変えるというのもおかしな話です。
家でたまたま保管してあったLS-32がセイミツベースだったのでしょう、きっと。
しかし、ここまで改造したのにも関わらず、
スタートボタンとバックボタンはHORIボタンのまま。
押し心地がしょぼいので開ける前から分かりました。
頻繁に押すボタンではないのでケチったのでしょうか。
残りのボタン代もあと数百円しか掛かりませんし、
ここまで改造したのでしたら最後まで頑張って改造した方が良いと思うのですが。
ヤフオクに出品された経緯と言い最後まで分からない事だらけなスティックでした。
ガワの構造に目を向けてみると、
ボタンへの配線が標準でファストン端子であるのが目に付きます。
他のタイアップのRAPはボタンが基板付けである事が多いので
これは大きな利点でしょう。
HORIボタンであるのは欠点ですが自分が好きなボタンに交換しやすいのは大きいと思います。
はんだで取り外すのはそこまで難しくはありませんがこれだけの数ですと正直面倒くさいですから。
また、基板が底の方に固定されているのであまり邪魔になりません。
その影響で全体的にスペースに余裕があります。
標準レバーとボタンののショボさが欠点ですが、
交換(改造)自体は行いやすいスティックでしょう。
基板付けでもいいから良い部品を取り付けてほしいとは思いますが(汗)。
そんなこんなでスティックを片付けます。
それにしても、開けるのは比較的楽な方ですが閉めるのはかなり面倒くさいですね。
作業スペースが狭くて六角ナットを取り付けにくいです。
真ん中の下段が特に顕著。
難しい作業は何もないのですが、取り付けに手間取って10分近くかかってしまいました。
あまり頻繁には中を開けたくないものです。
さて、XBOX360用のスティックを購入したのは良いもののやりたいゲームがありません。
家にあるのは虫姫さまふたりとデススマイルズだけ。
デススマイルズは既にクリアしましたからやるとしたら虫姫さまふたりでしょうか。
ただ、私は弾幕シューがあまり得意ではありませんしなかなかやりたいと思わないのが。
少しプレーしましたが、3面の道中でやめちゃいましたし(オリジナル)。
やるゲームはこれから考える事にしますか。
■おまけ
最初から付いていたレバーとボタンの画像。
このスティックのレバーボールとボタンはパープルのスケルトンタイプが鉄板ですが、
今回取り付けられていたのはクリアと白。
似合わないとは思いませんが、もう少しカラフルな色合いにしても良かったのではないでしょうか。
クリアと白の組み合わせですとパッと見で地味な感じがしますし。
まあ、私もそこまでセンスがある方ではありませんので、
あまり人の配色についてとやかく言うのは止めておきます(爆)。
■さらに追記
この色合いですと地味ですから、やっぱりレバーボールとボタンを交換しますかねえ。
どうせ全部買っても\3,000強ですし(黒のφ24のボタンを含む)。