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電源ユニットの知識を得たパソコンの復旧作業

先々週の月曜日(9/9)、突然私のパソコンが壊れました。


それは夕食を終えてスリープ状態になっていたパソコンを復帰させた時でした。
いつものように電源を入れましたが、その直後、今までに聞いた事がない異音と共にパソコンが落ちてしまう。
何か変だと思ったのもつかの間、その直後にPCケースから焦げた臭いが発生。
これはまずいと感じ慌てて電源ユニットのスイッチを切り、電源タップに接続されていたコードを抜きました。

落ち着いてから原因究明のためにPCケースを開けましたが、
マザーボードにはコンデンサの破損などの異常は見られません。
今までの経験からこれは電源ユニットの異常であるとしかありえないと判断。
原因を特定するため電源を分解し中身を確認しました。

  

使用していた電源ユニットはCorsairのHX650W(CMPSU-650HX)でした。
パッと見では分かりませんでしたがトランスに顔を近づけると焦げた臭いがしました。
少し部品が茶色くなっていますし不具合の原因はこの部品の異常と見ていいでしょう。
パソコンから出火する大惨事にならなくて本当に良かったです。
異常が発生したのがスリープ状態からの復帰時だったのが不幸中の幸いでした。

今回はこの電源を廃棄する前提で分解しました。
もちろん私の経験による判断ですので電源ユニットが原因ではない可能性もあるでしょう。
その場合はこの電源の分解は完全に無駄になります。

それでも、焦げた臭いのしたパソコンの電源なんて怖くて使えません。
仮に他の箇所が原因だったとしても電源内部にダメージが入っているのは間違いありませんし。
私が見た限り、パソコンの他の部品には特に異常は見られませんでした。


ちなみに私が現在使用しているパソコンのスペックは下記になります。
本来でしたら購入時に記事を作成するつもりでしたが期を逸してしまいました。
そのため今回改めてご紹介します。

  


・CPU:Core i7-8700K (3.70GHz/12MB)
・CPUファン:SCYTHE 超天 SCCT-1000(後から交換)
・メモリ1:Crucial CT4G4DFS824A 4GB×2枚
・メモリ2:Crucial CT8G4DFS8266 8GB×2枚(後から増設) 合計24GB
・マザーボード:ASRock Z370 Pro4
・グラフィックボード:MSI GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G OC
 (流用した玄人志向 RH7750-E1GHD/Aから交換)
・サウンドカード:Sound Blaster ZxR SB-ZXR-R2(以前のパソコンから流用)
・Ethernetインターフェイス:オンボード
・SSD1:CSSD-S6B240CG3VX 240GB(OS用)
・SSD2:Samsung SSD 850 EVO MZ-75E120B/IT(以前のパソコンから流用、ほとんど使用せず)
・HDD1:WesternDigital WD20EZRX 2TB(データ用、以前のパソコンから流用)
・HDD2:東芝 DT01ACA100(ほとんど使用せず)
・光学式ドライブ:パナソニック BDドライブ SW-5584(以前のパソコンから流用)
・ファンコントローラー:SCYTHE KAZE MASTER PRO(以前のパソコンから流用)
・PCケース:Thermaltake Versa H26
・電源ユニット:Corsair HX650W CMPSU-650HX 80PLUS Bronze



5年前にYahoo!オークションで送料込みの8万円弱で落札しました。
最初はお得であると思っていましたが、後からメモリやビデオカードなどを増設及び交換したので
そこまでコストパフォーマンスが良いとは言えなかったかもしれません。
流用した部品が多いのでBTOで一から注文するよりは安く済んだと思いますが。

よくよく考えてみると、今回の電源ユニットは5年間使っていた事になります。
もう少し動作してほしかったなと思いましたがここ数年は暑い夏が続きました。
パソコンの使用頻度も高かったですしこれだけ期間を動いてくれれば十分でしょう。



何はともあれ、壊れたパソコンをそのままにする訳にはいきません。
早急に新しい電源ユニットを購入しましょう。

しかし、故障の原因が電源と特定できたわけではありません。
場合によっては手に入れた電源が無駄になる可能性もあります。
そのため、あまり高価なものは購入せずそこそこの品質のものを探しました。

2日間の調査の末、入手した電源はこちらになります。

  

購入したのはAntecのNE650Cです。
Antecがまだ電源ユニットの分野で評判が良かった頃の製品ですね。
電源容量はHX650Wと同じ650Wです。

購入したのはメルカリで価格は送料込みの\2,999也。
出品者によると、商品の状態は
「購入後に自作PCで使用したが3日後に別の電源に交換した。その後2~3年起動せずに放置していた」との事でした。
使えるかどうか不安でしたが、以前にジャンク品で購入した100円の電源が動作した経験があったので
電源ユニットは動作品がそう簡単に動かなくなる事はないと判断。
3日間という使用期間の短さも考慮して購入を決めました。

事前に私のパソコンで使用していたPCパーツをチェックし、
SATA電源コネクタとペリフェラル電源コネクタの数が十分である事を確認しました。
ただ、気になるのはメイン24ピン電源ケーブルとCPU補助4+4ピン電源ケーブルの長さが足りるかという点です。
とはいえWeb上ではVersa H26とNE650Cで構成した自作PCを何件か見かけました。
また、YouTubeでは実際に上記の組み合わせでパソコンを組み立てた動画も存在しています。
(電源の取り付けは10:27頃からです)
よってケーブルの長さは問題ないと判断しました。


PCケースに電源ユニットを取り付け、各パーツへの電源ケーブルの接続も完了。
後は電源のスイッチをオンにしてパソコンを起動させるだけです。
頼む!いつものように動作してください!



私の祈りが通じ、モニターにはWindows 10の画面が表示されました。
故障の原因が電源ユニット以外の可能性もあったので無事に復旧できて良かったです。
累計活動日数が3日のNE650Cにはこれからも頑張ってもらいましょう。

ユニットの交換作業についてはPCケースへの取り付けは問題ありませんでした。
ですが当初の懸念が当たり、メイン24ピン電源ケーブルとCPU補助4+4ピン電源ケーブルは
長さが少しギリギリでした。
ケーブルが硬く、その上ノンモジュラー方式であるため取り回しが悪いという理由もあります。
最終的には接続できましたが当初はもしかしたら長さが足りないのではと心配になりました。
パソコン内部の構造によっては延長ケーブルが必要になるかもしれません。



今回はいきなりの故障で大変な目に遭いました。
それでも、電源についての知識が身に付けられたので悪い事ばかりではなかったと思います。
正直に申し上げますと、電源ユニットのケーブルの種類は今回初めて知りました。
最初はセミモジュラー方式及びモジュラー方式の着脱式ケーブルが他の電源へ流用できない点も分かりませんでしたし。

電源の交換で復旧はできたものの故障の本当の原因は分かりません。
数ヶ月後に同様の不具合が発生する可能性も十分あります。
この状況ですとWindows 11をインストールして使用していくのは少し厳しいでしょう。
とにかくバックアップを頻繁に行い、いつ壊れても大丈夫であるように運用していきたいと思います。

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