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キン肉マンソルジャーの死闘に涙す

先週、新しいスマホゲームが始まりましたがそれとは関係ないキン肉マンのお話。
本日公開された王位争奪編のアニメ『弟よ! これがマッスル・スパークだ!!の巻』を見て感じた事。
(一応ネタバレなのでここでページを区切ります)


ソルジャーチーム、負けてしまいましたね…
私も既に40歳を過ぎたのに、結果はもう分っていたのに見ている最中に思わず目が潤んでしまいました。
見終わった時は感極まって

キン肉マン キン肉星王位争奪編 『完』

と頭に浮かんだほどです。


個人的に涙腺が緩んだのはアタルがレイジング・オックスを喰らっている最中に自らの過ちを懺悔するシーン。
そして、アニメオリジナルのスグルがマリに対して「強い兄貴がいて、助けに来てくれないかな」
という秘密を夕焼けの浜辺で告白していた回想です。
個人的にはアタルが消滅する場面より心が打たれました。
こういう演出に弱いのですよ、私は。

正直に申し上げますと、私は原作で超人血盟軍の登場シーン(26巻の見開きの場面)を初めて見た時、

「おおっ、格好良い!だけど知性チームに勝つのはちょっと厳しいか…」

と思いました。
それでも、マッスルリベンジャーを喰らってスーパーフェニックスに破れた時は
本当に悔しくて悔しくて仕方ありませんでした。
アニメでの「戦って敗れるんならともかく、こんな事ではソルジャーが無念じゃ!」
というセリフは視聴者の気持ちを代弁しているのではないでしょうか。
狡猾で卑怯なフェニックスは実に悪役を全うしていますね。
今回の配信でも本気でフェニックスに対して怒っているコメントが見受けられましたし。


さて、これでキン肉星王位継承サバイバルマッチの準決勝が終了しました。
次回からはいよいよ決勝戦に移ります。
ですが多くの方がご存じの通りここから先は微妙な展開が続く事に。
ロビンマスクとマンモスマンの一騎討ちやネプチューン・メッセージ、
スグルとフェニックスの最後の死闘など見所はあるのですが、色々と辛いシーンも多いです。
準決勝でのキン肉マンチーム対技巧チーム及びソルジャーチーム対知性チームの戦いが
盛り上がり過ぎたのかもしれません。

十数年前にキン肉マンのアニメを紹介する特設サイトがあり、王位争奪編にも触れられていました。
そこでは各シリーズの見所が紹介されていましたが、
王位争奪編でピックアップされたのは超人血盟軍の死闘だったという…

確かにこのシリーズで一番面白かったのはこの戦いだと思います。
ただ、王位争奪編は36巻以前での最終章です。
ここで最後の戦いを挙げられないのが婉曲的に決勝戦の微妙さを表しているのではないでしょうか。

最終巻になってもスグルの出自が矛盾するなど設定の混乱は最後の最後まで続きます。
こうした所から決勝戦以降は週刊連載が非常に厳しかったのでしょう。
ゼブラ戦で3ヶ月間の休載もありましたし。

色々と思う所はありますが、なんだかんだ言っても最終話は感動しました。
その最終話も単行本ではジャンプ本誌掲載分から加筆されているのですが(これを知ったのは数年前でした)。
最終話付近はもう心身共に限界だったのでしょう。
そういう視点で「長かった戦いよさらば!!」のシーンを見ると
「ようやくこの漫画から解放される」という作者の気持ちがしみじみと感じられます。

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