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安心できる出品者に入札しましょう

昨日の記事の続きです。
二次創作の同人ゲームと一緒にこちらも寄贈しました。


 

東方鬼形獣の体験版です。
Yahoo!オークションにて落札しました。
この金額が妥当であるかどうかは分かりませんが、一般的な相場よりは安価であるはずです。

元々、東方の原作の各作品で体験版が存在しているという事は知っていました。
ただ、古い作品のものは非常に高く、また資料としての価値もそれほどではないと判断しスルーしていました。
それにもかかわらず、なぜ今回寄贈したかというと下記のような出来事があったからです。





昨年末、Yahoo!オークションにて突如虹色のセプテントリオンと共に非常に安い価格で出品される。
上の画像では分かりませんが、虹色のセプテントリオンの開始価格は\1,000です。

実は未知の花 魅知の旅と同様、虹色のセプテントリオンも国会図書館への寄贈品として狙っていました。
ですが、この作品が配布されたのはCOVID-19の影響により入場者が抽選となったC99のみ。
そのような背景があり、現在ヤフオクやメルカリなどでは未知の花 魅知の旅以上の高値で取引されています。

なお、曲自体はAmazon Music Unlimitedにて配信されているためどなたでも聞く事が可能です。
未知の花 魅知の旅も同様)
そのため、これらのCDは完全にコレクターズアイテムとなります。


しかし、国会図書館に寄贈するためには未開封のCDが必須です。
早速お気に入りに登録して入札しよう。
そうして意気揚々とオークションのページを開いたのですが…

 

高額商品であるにもかかわらず評価は『新規』。
その上、出品者の方の表示名も『yahuoku1796』と非常に適当です。
そして肝心の商品説明もこれだけでした。



既に非常に危険な雰囲気が漂っています。
私はこのような方に万単位の金額を投入するのは怖くてできませんでした。

ちなみにこの虹色のセプテントリオンの落札金額は\63,000(送料別)です。
虎穴に入らずんば虎子を得ずとはいえ、この出品者に対してよくこんな金額で入札できたなと驚いています。
相場より極端に安い訳でもありませんし。
あと数万円を上乗せして安心できる方から購入した方がマシだと思います。


話は少し遡って落札前。
3つ目の画像に表示されているように、この時は東方鬼形獣の体験版も出品されていました。




※商品説明は虹色のセプテントリオンと同じです

ここでこの出品者から手を引けばいいのに私も変な人間です。
いきなり次のような考えが頭に浮かんできました。

「この出品者が本当に商品を送ってくれるのか試してみようぜ」

その直後、ページ右上の『入札』をクリックし最高入札額を\2,550と設定して『確認する』ボタンをクリックする。
そのまま『上記に同意して入札する』ボタンを押してしまいました。

欲しい品でもないのにこの人は一体何を考えているのでしょうか。
入札直後は、

「この金額なら届かなくても別に痛くはない。送ってこなかったらこなかったでブログのネタになるし」

と訳の分からない独り言を呟いていたそうです。


そして2023年の最終日である12/31(日)。
見事、\2,530(送料及びクーポン使用込み)で落札してしまいました。
本当でしたらもう少し安く落札できれば良かったのですが、こればかりは仕方ありません。

一夜明け、どうせ何の連絡も来ないだろうと思っていた元日の1/1(月)。
出品者より下記の取引メッセージが届きました。

「入札ありがとうございます。3日に発送します。よろしくお願いします」

※1/3(水)は発送先の郵便局が休みであったため、実際の発送日は1/4(木)でした

メッセージの短さに不安がありましたが「お金を持ち逃げする気はないんだな」と少し安心する。

色々とドタバタがありましたが、落札から5日後の1/5(金)。
無事に東方鬼形獣の体験版が私の手元に届きました。
この方の評価一覧を見る限り、虹色のセプテントリオンも落札者の方に届いたようです。
額が額だけに私以上に気が気でなかったのではないでしょうか。


今回のやり取りから、yahuoku1796氏が安心してお取り引きが行える出品者である事が判明しました。
実際、この方はこの案件以後も出品を継続されているようで、2024年4月15日現在の評価は12です。

それでも、出品物の商品説明は相変わらず1行だけ。
やはり危ないと直感した出品者に関しては近寄らない方が良いと改めて学びました。
私も品物が届くまではかなり怖かったですし(それなら入札するなよ…)。

なお、私は今後東方シリーズの体験版を集める予定はありません。
安価で入手出来たら寄贈を行うかもしれませんが。



ご紹介が非常に長くなってしまいましたが、これで寄贈品の発送準備が整いました。
いつものように国会図書館に向けていざ出発!



資料を送ってから約20日後、国会図書館よりお礼状が届く。



これを見てコピー誌であるマリ通も受け入れて頂いた事を確認しました。
昨日の記事でも述べましたが、しぐなる以外の資料は既に登録済の状態です。


改めて今回の寄贈品を見てみましたが、いやー、凄い時代でしたねえ。
当時の同人ゲームは本当に無法地帯であったと感じます。
他にもEternal Fighter Zero涼宮ハルヒの格ゲーなども頒布されていましたし。

私が知る限り、メジャーなジャンルで明確に二次創作の同人ゲームに対する規制が入ったのは
艦隊これくしょん(艦これ)の頃からではないでしょうか。
当時はその姿勢に対して非常に不満でしたが、今振り返るとその動きが出てくるのも
やむなしかなと思います。
昨年

「あの会社は二次創作を奨励していますし大丈夫なのではないでしょうか」

とネタにしたHoYoverse(miHoYo)であってもここまでは認めないでしょう。

個人的にはプロジェクトセカイのキャラの同人格闘ゲームを見てみたかったのですね(笑)。
もっとも、あのゲームの場合は「戦闘をさせちゃいかん!」という
初音ミクの縛りがあって(バーチャル・シンガーを除いても)無理そうですが。
仮に出てもプレイヤー層の影響でキャラ間のバランスについて滅茶苦茶荒れそう


これで溜まっていた資料の寄贈及び記事の作成が終わりました。
しかし、この2日間で取り上げたのは部屋の中に溜めている資料の一部に過ぎません。
納本すべき作品はまだ大量に残っています。
昨日も駿河屋で注文した寄贈品が届きましたし(泣)。

数は多いですが、また少しずつ地道に頑張っていきましょう。

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