昔話から語るケンタッキーフライドチキン
- 2023/12/25 20:23
- カテゴリー:その他
昨日の午前中にイオンに寄った際、丁度クリスマス・イブでしたので
ケンタッキーがどのような状況になっているか気になり、冷やかしでフードコートに向かう。
予想はしていましたが、やはりカウンターの前には順番待ちのお客さんで長蛇の列ができていました。
パッと見ではだいたい十数組のご家族がいらっしゃったと思います。
お昼前でこれですから午後はより多くの方があの場所に並ばれていたのでしょう。
ただ、クリスマスのケンタッキーって正直あまり美味しくないのですよね…
ネット上でもそのような書き込みが見られますが、私は実際に経験したことがあるのでそれはよく分かります。
昔話をしましょう。
実家近くのケンタッキーがまだ新白河駅近くの4号線(現在の吉野家 4号線新白河店の場所)にあった頃の12月。
新聞に入っていたチラシを読んで、
「せっかく近くに店があるのだから、せめて1回くらいはクリスマスにケンタッキーのチキンを食べよう」
という話になりました。
そしてクリスマス・イブ当日、早速家族でケンタッキーの店舗に向かいました。
しかし、店員の方からこの日は予約者のみの販売であると伝えられてしまいます。
全員見込みが甘かったと感じ、仕方なくその年はスーパーのチキンを買う事になりました。
時は流れ翌年の12/24。
前年の反省から事前に予約を行いこの日に備えました。
チキン以外の商品もいくつか注文していたはずです。
夕方に店に入り、予約していたチキンセットを受け取る。
あまり記憶にありませんが、1年間待ち続けていただけにこの時の高揚感は相当なものだったと思います。
食事の準備が整い「さあ、食べよう」とみんなでチキンを口にしましたが
・
・
・
家族の口から、
「なんかこれ、美味しくないような…」
という感想が出てきてしまう。
サイドメニューはチキンよりはマシでしたが、それでも思ったほどの味ではないと感じました。
あまりに昔の話ですのでどのような味だったかは覚えていません。
それでも、もうクリスマスにケンタッキーのチキンを食べるのはやめようと家族全員が感じたのは事実でした。
恐らく油でびしょびしょだったと思われます。
いつもの出来でしたらこのような感想は出ないはずですので。
(当時は今より品質が上がっていなかった可能性もあります)
後年、母が義姉にこの事について話した所、
「そうなんですよ~。クリスマスにケンタッキーを買っちゃいけないのは常識なんですよ~」
という言葉が返ってきたそうです。
義姉の家近くの店舗もそうでしたから、この時期のケンタッキーの味が落ちるのは全国共通のようですね。
それ以降、母はケンタッキーの話題が出る度にこの義姉とのやり取りをネタにしていました。
私と兄同様、やはり母もあの時の苦い思い出が忘れられないようです。
今振り返るともう少し情報収集をしてから検討するべきでした。
2022年度は1年の約6.4%(※下記のサイトから計算)の売上を叩き出した
クリスマスシーズンのケンタッキーフライドチキン。
例年、この時期は多くの方々がチキンを求めて店に足を運びます。
ですが、運悪く私達のように美味しくないものに当たってしまうと、
「これがケンタッキーの味なのか。もう食べなくてもいいや」
というお客さんが出てきてしまうのではないでしょうか?
クリスマスに購入される方の中には、普段はケンタッキーに興味が無いという方もいらっしゃるはずです。
そのため、この時期の味でケンタッキーの実力を判断される方もいらっしゃるかもしれません。
美味しいかどうかは個人差があるとはいえ、普段は問題なく食べられる味なのですが…
昨日の行列を顧みると、あの忙しさでいつもと同じ出来を求めるのは酷でしょう。
どうしても油の劣化は早くなってしまいますし作り置きの量も増えます。
良い悪いはともかく味が落ちてしまうのも仕方ありません。
それでも、クリスマスシーズンはケンタッキーにとってファンを増やすチャンスとも言えます。
それだけにいつもの味を提供できないのはもったいないと感じます。
だからといって品質を確保するために数量を絞る訳にはいきません。
この辺りのバランスは難しいですね。
経営陣もこうしたジレンマに悩まされているのかもしれません。
※参考サイト
1. 「ケンタッキークリスマス2022」におけるお客さまへの御礼
2. 2023年3月期 第3四半期決算説明資料(2023年5月11日付資料)
ケンタッキーがどのような状況になっているか気になり、冷やかしでフードコートに向かう。
予想はしていましたが、やはりカウンターの前には順番待ちのお客さんで長蛇の列ができていました。
パッと見ではだいたい十数組のご家族がいらっしゃったと思います。
お昼前でこれですから午後はより多くの方があの場所に並ばれていたのでしょう。
ただ、クリスマスのケンタッキーって正直あまり美味しくないのですよね…
ネット上でもそのような書き込みが見られますが、私は実際に経験したことがあるのでそれはよく分かります。
昔話をしましょう。
実家近くのケンタッキーがまだ新白河駅近くの4号線(現在の吉野家 4号線新白河店の場所)にあった頃の12月。
新聞に入っていたチラシを読んで、
「せっかく近くに店があるのだから、せめて1回くらいはクリスマスにケンタッキーのチキンを食べよう」
という話になりました。
そしてクリスマス・イブ当日、早速家族でケンタッキーの店舗に向かいました。
しかし、店員の方からこの日は予約者のみの販売であると伝えられてしまいます。
全員見込みが甘かったと感じ、仕方なくその年はスーパーのチキンを買う事になりました。
時は流れ翌年の12/24。
前年の反省から事前に予約を行いこの日に備えました。
チキン以外の商品もいくつか注文していたはずです。
夕方に店に入り、予約していたチキンセットを受け取る。
あまり記憶にありませんが、1年間待ち続けていただけにこの時の高揚感は相当なものだったと思います。
食事の準備が整い「さあ、食べよう」とみんなでチキンを口にしましたが
・
・
・
家族の口から、
「なんかこれ、美味しくないような…」
という感想が出てきてしまう。
サイドメニューはチキンよりはマシでしたが、それでも思ったほどの味ではないと感じました。
あまりに昔の話ですのでどのような味だったかは覚えていません。
それでも、もうクリスマスにケンタッキーのチキンを食べるのはやめようと家族全員が感じたのは事実でした。
恐らく油でびしょびしょだったと思われます。
いつもの出来でしたらこのような感想は出ないはずですので。
(当時は今より品質が上がっていなかった可能性もあります)
後年、母が義姉にこの事について話した所、
「そうなんですよ~。クリスマスにケンタッキーを買っちゃいけないのは常識なんですよ~」
という言葉が返ってきたそうです。
義姉の家近くの店舗もそうでしたから、この時期のケンタッキーの味が落ちるのは全国共通のようですね。
それ以降、母はケンタッキーの話題が出る度にこの義姉とのやり取りをネタにしていました。
私と兄同様、やはり母もあの時の苦い思い出が忘れられないようです。
今振り返るともう少し情報収集をしてから検討するべきでした。
2022年度は1年の約6.4%(※下記のサイトから計算)の売上を叩き出した
クリスマスシーズンのケンタッキーフライドチキン。
例年、この時期は多くの方々がチキンを求めて店に足を運びます。
ですが、運悪く私達のように美味しくないものに当たってしまうと、
「これがケンタッキーの味なのか。もう食べなくてもいいや」
というお客さんが出てきてしまうのではないでしょうか?
クリスマスに購入される方の中には、普段はケンタッキーに興味が無いという方もいらっしゃるはずです。
そのため、この時期の味でケンタッキーの実力を判断される方もいらっしゃるかもしれません。
美味しいかどうかは個人差があるとはいえ、普段は問題なく食べられる味なのですが…
昨日の行列を顧みると、あの忙しさでいつもと同じ出来を求めるのは酷でしょう。
どうしても油の劣化は早くなってしまいますし作り置きの量も増えます。
良い悪いはともかく味が落ちてしまうのも仕方ありません。
それでも、クリスマスシーズンはケンタッキーにとってファンを増やすチャンスとも言えます。
それだけにいつもの味を提供できないのはもったいないと感じます。
だからといって品質を確保するために数量を絞る訳にはいきません。
この辺りのバランスは難しいですね。
経営陣もこうしたジレンマに悩まされているのかもしれません。
※参考サイト
1. 「ケンタッキークリスマス2022」におけるお客さまへの御礼
2. 2023年3月期 第3四半期決算説明資料(2023年5月11日付資料)