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これは間違いなくヘイトスピーチですね

  • 2022/05/03 20:27
  • カテゴリー:その他
 

※おたくの隣りはエルフですか? 5巻
 第35話 若さゆえの過ちはみとめたくないものですか? 93, 94ページより引用

某静画にて、右側の画像のページに対して『ヘイトスピーチw』というコメントがありましたが、
冗談でもなんでもなく、これってヘイトスピーチですよねえ。
コメントを見た時はサラっと流してしまいましたが、これは言い訳のしようがない
立派なヘイトスピーチでしょう。
その前後の展開や作品のテーマからしても間違いありません。
作者がそこまで深く考えているのかは分かりませんが(汗)。

上の説明だけですと何の事か分からない点が多いと思うので、ここに至るまでの簡単なあらすじを書きます。
公式サイトの説明と併せてご覧下さい。
(一応ネタバレなのでここでページを区切ります)


■ここまでの簡単なあらすじ

漫画家志望の主人公はこれまで何度も出版社へ持ち込みをしている。
何度も持ち込み苦労を重ねた末、なんと新人マンガ賞で佳作を受賞した。
これによって調子が上向きになっていると感じ、次回作はこれまでとは作風を変え
バトル漫画にする事に決定。
そして、漫画・アニメ大好き(サブカル好きって言った方が良いのでしょうか)である
エルフのスルトさんにその漫画を見せた時の反応がこちら。

  

※おたくの隣りはエルフですか? 5巻
 第34話 マンガ道は我慢の道ですか? 89ページ
 第35話 若さゆえの過ちはみとめたくないものですか? 91, 92ページより引用

こうした流れから前述の主人公のヘイトスピーチに繋がっていきます。
これはスルトさんが少し厳しく言い過ぎてしまったのも原因でしょうか?
しかし、つまらないものはつまらないのですから仕方ありません。
創作者にとって素直な感想というものは非常に大切ですし。
ドラえもんでも24巻の『まんが家ジャイ子』という話で、

「つまらないまんがなら、つまらないとはっきりいうべきだ!」

という言葉がありました。
漫画家に対するシビアな一面が伺えますね。

この後、主人公は普段のように出版社へ漫画を持ち込むのですが…結果は皆さんお察しの通りになります。
ここから最終話まで一つの流れになっていくのですが、34話の時点で打ち切りが決まっていたのでしょうか。
『スルトさんが子供の頃に好きだった漫画』という伏線も、急に投げて解決したように見えましたし。


途中から隔週になり『本当に連載を続けられるのか?』と不安になりましたが、
残念ながらこのような結果になってしまいました。
5巻のあとがきで『月間一本の頃から仕事量が爆発的に増えた』とありましたので
物凄い負担だったのでしょう。
連載中は非常に苦しかったのだなという事が伺えます。

ただ、同時に『このおかげで絵が上手くなった、良いトレーニングになった』と書かれているので、
この作品が無駄になった訳ではないのでしょう。
私は読んでいませんが――そもそも漫画雑誌自体ほとんど読んでいませんが――
昨年からギャルせんという作品の連載を始めたようですし。
どこまで連載を続けられるか非常に不安ではありますが(汗)。


ヘイトスピーチというコメントへ突っ込もうとしたら、それだけでは終わらず、
いつの間にか作品自体に対する感想を書いてしまいました。
実を言うと、私自身今までは

「人間は人間同士で結ばれた方が幸せなのでは?」

という考えがありました。
そのため、最終話で主人公とスルトさんが結ばれた時には

「果たして大丈夫なのだろうか?本当にうまくやっていけるのだろうか?」

とフィクションの人物に対して不安になってしまったほどです。
正直、いのりちゃんと結婚した方が幸せになれるのではと思っていました。

それでも、種族を超えるというテーマからすればこの結末はありかなと。
このテーマのために34話からの流れが始まったとすれば納得しています。
打ち切られるほどの面白くない作品ではなかったのですけどねえ。
やはり色々な面から作者が力尽きてしまったのでしょう。
ですので、今の作品は少しでも長く続いてほしいです。

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