チャオズより主人公と接点がない男、ザ・ニンジャ
- 2021/12/16 19:26
- カテゴリー:キン肉マン
書き足りない事があったのか、前回に引き続きキン肉マンのザ・ニンジャの話。
(一応ネタバレなのでここでページを区切ります)
このキャラは主人公であるキン肉スグルと接点がない。
本当に接点がありません。
会話があったのも、五重のリングでのブロッケンJr戦でスグルが横から口を出した時くらい(でしたよね?)。
カラスマン戦ではスグルが「あの目は~」とキン肉マン名物のセリフを発しただけでした。
よくよく考えてみると、会話が無い事をよくネタにされる
ドラゴンボールの悟空と餃子以上にお互いの関わりがありません。
その餃子もZ戦士(敢えてこう表現します)の一員として主人公側に立って戦いました。
ゲームなど各種媒体でも『仲間』として立派に扱われています。
しかし、ニンジャはスグル側で戦った事は一度もありません。
それどころか、シングル・タッグ、公式・非公式のどの形式においても
敵として直接戦った事さえありません。
この作品の主要キャラとして扱われているにも関わらず、です。
主人公との関係性という面からすると餃子以下と言えます。
敵キャラが改心して仲間になるケースが多いキン肉マンにおいては異例でしょう。
ただ、王位争奪編で超人血盟軍の一員として戦ったのは大きな功績だと思います。
サタンクロスに勝てはしませんでしたが、結果としてはスグルに対する援護射撃となりました。
王位争奪編だけを見れば、試合の機会が無く、実体を持たない神を投げただけに終わった
親友ウルフマンより活躍しています。
キン肉族から後世まで称えられる、というのは言い過ぎにしても、
シーズンごとにお中元とお歳暮を贈らなければいけないレベルの功績である事は間違いありません。
(受け取るニンジャは困った顔をしそうですが)
ザ・ニンジャというキャラは、『友情』という普遍的なテーマを持っている
この作品において極めて異色な存在です。
なんといっても主人公であるスグルとの間に友情がありません。
友情以前に面と向かって顔を合わせた事さえほとんどありません。
ソルジャー(偽)に対して「キン肉マンとは友情もなにもねえからな…」という発言がありましたが、
作中の活躍はまさにこの言葉通りといえます。
それにもかかわらず、彼の戦いがスグルに対して良い方向へ働いているというのが不思議です。
敵として現れたブロッケンJr戦はともかく、サタンクロス戦もカラスマン戦も大局的に見れば
スグルや正義超人にとって有利な流れになりました。
もちろん、他のキャラのように「キン肉マンのために!」という気持ちで戦ってはいません。
結果として『キン肉マンのため』になっているだけに過ぎません。
それでも、本心はともかく、命をかけた戦いが自分のためになったのであれば、それを喜ばない人はいません。
王位争奪編後は、スグル達も無意識ではありますが
ニンジャの事を『仲間』として見ていたのではないでしょうか。
II世の事は置いておいても、カラスマン戦での描写でそれを感じました。
単にブロッケンに促されただけではあそこまではできません。
ザ・ニンジャはこの作品で唯一の忍者キャラです(サタンクロスは忍術が使えるだけなので除外)。
しかし、私は忍者という属性以上に、こうした作中での振る舞いが他のキャラにはない個性であると感じています。
ブロッケンJrやアタル、悪魔超人の仲間との間の友情はメインである正義超人に決して負けてはいません。
前回述べた内容だけではなく、こうした点も固定ファンが多いと思われる理由ではないでしょうか。
全く意識はしていないけれど自分の行動が他の誰かのためになっている。
これも『友情パワー』の一つと言えるでしょう。
私もこうした気持ちを忘れずに日々の生活や仕事、Web上での活動を行っていきたいです。
スグルとニンジャは心の奥底では友情パワーで繋がっていると信じながら。
(一応ネタバレなのでここでページを区切ります)
このキャラは主人公であるキン肉スグルと接点がない。
本当に接点がありません。
会話があったのも、五重のリングでのブロッケンJr戦でスグルが横から口を出した時くらい(でしたよね?)。
カラスマン戦ではスグルが「あの目は~」とキン肉マン名物のセリフを発しただけでした。
よくよく考えてみると、会話が無い事をよくネタにされる
ドラゴンボールの悟空と餃子以上にお互いの関わりがありません。
その餃子もZ戦士(敢えてこう表現します)の一員として主人公側に立って戦いました。
ゲームなど各種媒体でも『仲間』として立派に扱われています。
しかし、ニンジャはスグル側で戦った事は一度もありません。
それどころか、シングル・タッグ、公式・非公式のどの形式においても
敵として直接戦った事さえありません。
この作品の主要キャラとして扱われているにも関わらず、です。
主人公との関係性という面からすると餃子以下と言えます。
敵キャラが改心して仲間になるケースが多いキン肉マンにおいては異例でしょう。
ただ、王位争奪編で超人血盟軍の一員として戦ったのは大きな功績だと思います。
サタンクロスに勝てはしませんでしたが、結果としてはスグルに対する援護射撃となりました。
王位争奪編だけを見れば、試合の機会が無く、実体を持たない神を投げただけに終わった
親友ウルフマンより活躍しています。
キン肉族から後世まで称えられる、というのは言い過ぎにしても、
シーズンごとにお中元とお歳暮を贈らなければいけないレベルの功績である事は間違いありません。
(受け取るニンジャは困った顔をしそうですが)
ザ・ニンジャというキャラは、『友情』という普遍的なテーマを持っている
この作品において極めて異色な存在です。
なんといっても主人公であるスグルとの間に友情がありません。
友情以前に面と向かって顔を合わせた事さえほとんどありません。
ソルジャー(偽)に対して「キン肉マンとは友情もなにもねえからな…」という発言がありましたが、
作中の活躍はまさにこの言葉通りといえます。
それにもかかわらず、彼の戦いがスグルに対して良い方向へ働いているというのが不思議です。
敵として現れたブロッケンJr戦はともかく、サタンクロス戦もカラスマン戦も大局的に見れば
スグルや正義超人にとって有利な流れになりました。
もちろん、他のキャラのように「キン肉マンのために!」という気持ちで戦ってはいません。
結果として『キン肉マンのため』になっているだけに過ぎません。
それでも、本心はともかく、命をかけた戦いが自分のためになったのであれば、それを喜ばない人はいません。
王位争奪編後は、スグル達も無意識ではありますが
ニンジャの事を『仲間』として見ていたのではないでしょうか。
II世の事は置いておいても、カラスマン戦での描写でそれを感じました。
単にブロッケンに促されただけではあそこまではできません。
ザ・ニンジャはこの作品で唯一の忍者キャラです(サタンクロスは忍術が使えるだけなので除外)。
しかし、私は忍者という属性以上に、こうした作中での振る舞いが他のキャラにはない個性であると感じています。
ブロッケンJrやアタル、悪魔超人の仲間との間の友情はメインである正義超人に決して負けてはいません。
前回述べた内容だけではなく、こうした点も固定ファンが多いと思われる理由ではないでしょうか。
全く意識はしていないけれど自分の行動が他の誰かのためになっている。
これも『友情パワー』の一つと言えるでしょう。
私もこうした気持ちを忘れずに日々の生活や仕事、Web上での活動を行っていきたいです。
スグルとニンジャは心の奥底では友情パワーで繋がっていると信じながら。